薄皮が一枚 その2
こちらの続きです
講座初日、タロットカードの説明を聞き、翌週もカードの説明。その後、占ってみよう!と、カードを引く。
お題は「仕事のチームの今後」
そこには、一生懸命に一つにまとめようと頑張っているが、背負えないほどの何かに苦しんでいる自分の姿のカード。そして、潜在意識には「捉えわれている」カード。その囚われは「自分が頑張ればなんとか出来る」という思い込み。そして、結果は「自分の手には負えない」というカードが残酷にも出てしまった。
自分が頑張ればなんとかなるという思い込みと、この世には自分の手に負えないという現実があるというカード。
チームを丸くしたくて、丸いSekaiを体験したかった自分。その丸は、どんどん歪な形になり、分離していたことも分かっていたけれど、声をかければ皆が集まって、何となく本音を引き出せずとも、また頑張ろうという偽物の気合いに、少しは丸に戻ったかな?なんて、偽のポジティブを発揮していた自分。
カードは現実を容赦無く突きつけてきた。
現実はそんなに甘くなく、丸い世界を体験したかった自分のエゴを、チームに託していただけだった事。そして、世界にはどうにもならないこともあるという事も、潜在意識と顕在意識の間で彷徨い、けれど淡い期待というフィルターに被せて、ヴェールに包んできたのに。ハッキリと顕在意識に出てきたら、もう白旗をあげるしかない。
先生に、「そうですね。現実をみることは重要ですね」と言うのが精一杯だったが、何だか肩の荷が下りたような。
誰も、背負えって言ってないだろう(苦笑)と言う独り言と共に、薄皮が一枚、ぺりぺりと剥がれ落ちた。
冷静に考えれば、おこがましい想いだよな、とちょっと恥ずかしくなりながらも、本番はこれからだったのだ。
またまた続く(苦笑)