相談力
「女性って共感しか求めないんでしょ?相談された時、こうやって解決しなよって言うと怒るもんね」なんて言われたことがある。
イヤイヤイヤ誰だって悩みを打ち明けてすぐ相手が持論展開してきたらいやでしょ!そこに男女の差はないと思う。そもそも、相談の先に解決があるという構図も乱暴だと悩んでいた。そんな時、桃山商事さんの恋愛相談室の記事に出会い、相談にのる作法のようなものを感じたので自分なりにまとめてみた。
(↑相談者と一緒に歩もうとする姿勢がすてき)
相談ステップ
❶相談者の感情を肯定する、行動を理解する
(怒りとか悲しみとか、生まれてしまったものは生まれてしまったんだから、そこに正しさは関係ないと思っている。感情を否定することは残酷。受け止めるワンクッションがあるだけで、かなり救われる。)
❷悩みの現在地点を言語化する
❸相談者が目指しているゴールは、どういうことを指しているのか、明らかにする作業を手伝う
❹その人の歴史、悩みの背景を汲み取る
❺端的にアドバイスを述べる
❻そのアドバイスを実行することの難しさを考える
❼実行した後に広がる周囲の反応や、環境の変化について考える
(人間関係って恐ろしいなと思うのは、マンツーマンの関係なんて存在しないということ。慎重に、周りへのカバーや相談者に損が巡ってこないか考える)
❽それでも、このアドバイスが最適だと思った理由を話す
❾エールを送る (悩んでいることに対してアクションを起こすということ自体がめちゃハードルが高い。その高さを乗り越えても、マイナスは生じるかもしれない。だから迷う。でも、頑張ってって言ってくれる人がいるから頑張ってみようかなと思えたことがあったので、エールは本当に力になると思います。)
➓祈る
(話を聞いたり、一緒に考えることはできるけれど、最後は祈るしかない)
以上、10段階書いたけれど、相談は単純作業ではないので、こうしたステップを踏むことにとらわれず、話を受け止めて自分の言葉で話すことを繰り返すのが大事だと思う。