ヘルメット治療の思い出
子供がおととし斜頭症の診断を受けた。
その頃は寝かすのに精一杯だったので、向きぐせがついていたのにどうしようもできなかった。
今思えばドーナツ枕ひとつあればまだ違ったかもしれないが、悔やんでも仕方がないので、共有知としてヘルメット治療を振り返る。
① 検診で診断を受ける
5ヶ月ぐらいで、予防接種の際に小児科の先生に相談。
たまたま県内唯一治療可能な病院が通える範囲で、紹介状をもらえた。
② ヘルメット治療開始
5ヶ月半ぐらいから開始。
最初の1週間くらいはつけたり休憩したりしたが、夜間はつけたまま。
初夏で気温が上がるのが心配だったが、慣れてきたらそれほど嫌がらなかった。
ただ、やはり歪みにそってヘルメットもだんだんズレてくる。
寝てるうちに スペースがある方に育つため、それほど神経質に直さなくてもいいそう。
滑り止め&スペース微調整のスポンジも1ヶ月ごとの検診ごとに張り替えて、7ヶ月を過ごした。
また、つけ始めてからハイハイ、つかまり立ちなどが始まったため、ヘルメットは物理的なお守りにもなっていた。
ちなみに、費用は検診代込みで44万円、健康保険適用外。
初診、画像診断料は健康保険の対象。
③ ヘルメット治療の結果
7ヶ月で治療は終了。
見た感じでは、完全な丸とはいかなくともだいぶ歪みがなくなった。
髪の毛も長くなってきたので、お風呂に入ってよく見ない限りは歪みはほぼ気にならない。
これがヘルメット治療の賜物なのかどうかはわからないが、一つ言えるのは子どもが7ヶ月ヘルメットを頑張ったこと。
風呂以外はずっとつけてるし、途中で密着部が赤くなったり禿げてるのかと思ったり、蒸れててくさかったり。
終盤は自我も出てきて取ろうとすることもあったが、最後まで続けて丸みを帯びてきてよかった。
ヘルメット治療に関してはコスパがどうこう言われることも多いが、金銭面に関していうと、持ち出し分はそれほどかからなかったと思う。
健康保険は使えなかったものの、確定申告で医療費控除を使ったため、所得税で2万円の還付、翌年からの住民税、また住民税を元にした保育料算定で総額35万円分ぐらいは減額された(この年は他の医療費もあったため、ざっくりとした計算)
まちなかでヘルメットをかぶっている赤ちゃんをみると、応援したくなる。
受けたようかどうか迷ってる方は、どうぞご参考までに。