「師任堂」色の日記 ソン・スンホンに心ぶち抜かれ
「師任堂(サイムダン)」色の日記 30話、完走しましたー。
サイムダン役のイ・ヨンエさんはチャングム以来の再会、13年ぶりのドラマ出演だそうですが、年齢を重ねた美しさ、透明感がすごい。
そして純愛を貫くお相手、イ・ギョム役、ソン・スンホンですよ〜🩷役柄の雰囲気と相まって、まさに私の好みにピタリとはまり、その姿を追うのが楽しみで、見るたびにうっとり鑑賞という感じでした。
ちなみにイ・ギョムの青年期をヤン・セジョンが演じています。「私の国」での長髪のヤン・セジョンがめちゃくちゃよかったので、ふいな登場に心が躍りました💕
ストーリーは時代劇パートと現代パートで成り立っていて、過去と現代を行ったり来たりして、少々ややこしいのですが、そこはうまい具合に切り替えがされるので、「いつかの君に」に比べたら、頭がこんがらがることもなく、むしろいい感じに気分転換になるというか退屈しません。
時代劇パートで出てきた人が、現代の別の人、現代に生まれ変わったのではなくて、何となく似たような人物として登場するのがおもしろい。
悪い人がいい人になっていたり、対立していた人が仲間になっていたり、特にストーリーには関係ないみたいなので、深く考えずに観たほうがいいです。
サイムダン(申師任堂)は天才画家であり、韓国のお札、5万ウォンにその肖像が描かれている実在の人物です。日本だと樋口一葉的な感じ?
良妻賢母の鏡とされており、ドラマの中でもクズ夫を見捨てることなく、自分がいたらないせいでつらい思いをさせましたねと自分を責め、子どもたちを自由でありながら謙虚さを教え、貧しい人への慈悲と愛、初恋の人であるギョムに対しても一線を引いて、母としての立場を生き抜く。
ひたむきでほっとけない。だから、逆に愛されてしまうことをサイムダン自身は分かってないことが罪。
そして、イ・ギョムは初恋の相手であるサイムダンだけを一途に愛して、結ばれてなくても見返りがなくとも、見守るだけの愛を貫くんですよね。
実体としては、触れることないに、お互いの心は触れ合っていて、お互いを理解し合っている。
プラトニックであるからこそ、愛の深さが感じられて、切なくて、尊い。
じれったい展開には「ブラームスは好きですか?」を心の触れ合いの表現では「ミスター・サンシャイン」を思い出しました。
大胆なラブのシーンがなくとも十分愛は伝えられる。しかも美しく、エモくもある。
ラスト近くで一緒に絵を描くシーンがあるのですが、ともすれば、おままごと的になってしまいそうなんですけれども、2人の奥ゆかしさからあふれる愛の深さはどれほどなのか、決して結ばれない胸を締めつけられるような気持ちになります。
現代でイ・ヨンエさんと共に絵画の真実を探るバディ的な役にヤン・セジョンが出てくるんですね。先輩と後輩、歳の離れた2人のコメディタッチの演技にミステリー要素が加わって、どうなるのかと思うと、すっと過去の時代にタイムスリップして、、、ああ、と思うと、また現代へ。
中途半端になるのではと思うけれど、それがどちらもしっかり描かれていて、特に時代劇パートは、ちゃんとそれだけでも成立するくらいの史劇で、夢中になって観てしまいました。
何といってもイ・ギョム役、ソン・スンホン。
役柄がいいからか、韓服に髭の生えたその容姿もめちゃくちゃすてき✨優しさをまといながらも精悍な眼差し、ワイルドな部分もあり、全てにおいて魅力的で、心ぶち抜かれました。ずきゅーん💘
最近では「Dr.JIN」、日本でも有名なドラマのリメイクが代表作のようですが、そのほかの作品はちょっと大人の情事を描いたようなラブシーン多めのドラマが多いようなんですけれども、涼しげなお目めに甘いマスク、もう見た目がソフトでありながら、ちょっとワイルドなんか?
女性をとりこするそういう役が来てしまうのも分かるような気がします。
「サイムダン」を観た後に、どうしてもほかの作品を観たくて、アマプラで「第3の愛」という映画を観ました。
「私の頭の中の消しゴム」の監督作品ということで話題のようでしたが、韓国映画と思ったら、中国映画で、なんとソン・スンホンの声が吹き替えでした。
声がいいのに、、、これは非常に残念です。
最近はドラマを見るたびにころころと若い俳優さんの魅力にハマり、わーきゃー言うとりましたが、私は「オクニョ 運命の女」のコ・スさん以来の大人の男性、ソン・スンホンが好きになりました☺️
ソン・スンホン出演作品が全然配信ないのだけど(・_・;
U-NEXTに入ったら「夕食、一緒に食べませんか?」を観てみたいと思っています。
ユネク高いんよ(;'∀')
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