【ヘルシンキ🇫🇮】何もかもがかわいいフィンランドと緩む財布
前回はロシアの国境越えとサルミアッキまずいの話で尺を取りすぎてしまったので、今回はおとなしく観光した場所の備忘録といこう。
前回の記事↓
1,スオメンリンナ島
フィンランドに到着して次の日が月曜日だったということもあって、最初にスオメンリンナ島に行った。
(月曜日はお休みの美術館や博物館が多いからね)
昨日手に入れた乗り放題カードで島へ渡れるというのだから、これは利用するしか。
20分程度の船旅とはいい、最高に気持ちのいいお天気日和だったのがよかった⛴
スウェーデン、ロシア、フィンランドの3国に属したことのある歴史的な要塞だと聞いていただけあって、島全体がそれなりにいかつい造りだったけど、現存する教会や今もそこで住んでいる人々のアート作品に触れて、五感を刺激されるのを感じたよね。
島民の様々な工夫も面白くて。
特に気に入ったのはおもちゃ博物館。
いやいやこんなとこに来てまで普通行くか??と思うかもしれないけれど、これがなかなか興味深かった。
先に書いた通り、過去に3か国に属していた経験を持つこの島では、いろいろな場所から持ち込まれた多くのおもちゃが見つかったようだ。
それを所狭しと展示しているのがこのスオメンリンナおもちゃ博物館。
展示がいちいちかわいい。
そしてここでもお土産と称して散財したことは言うまでもなく。。。
そういえば、スオメンリンナは香川県の直島に似ているかもしれない。
直島の話もいつかしたいなー。
2,マリメッコ本社&食堂
今回の旅の目的の一つ!マリメッコグッズ爆買いのために訪れた本社。
アウトレットが併設されており、一般客にも社員食堂を開放しているというのだから、これは是非行ってみなければ、、、!と思いトラムで移動。
店内は右も左も日本人で、あんまり海外に来たなー、っていう感じはしなかったものの、大好きな北欧デザインに囲まれるだけで幸せな気持ちになれた笑
よく見る大きな花を模したウニッコを始め、手書きのようなゆるーい線が特徴的なマリメッコグッズ。
見ているだけで飽き足らず、気づけばどんどんカゴはいっぱいに…。
値段が視界に入った時、ようやく我に返った。
前回の記事では全く触れなかったが、実はフィンランドはめちゃくちゃ物価が高い。
円安も相まって、「え・マグカップ一個で4桁??!!」みたいなのも珍しくなかった。
世界で一番社会保障が進んでいて、それだけ国民に還元されてんだもん、
そりゃ仕方ねえよなぁとは思いつつも、このタイミングでこの国にやって来たことに若干の後悔が無きにしも非ず。
本当に欲しいものを絞り込み、ようやくレジにカゴを持って行ったときには、だいぶ頭を使った後で知恵熱が出そうになってた。
社員食堂ではコースを選ぶことができた。
選んだコースの代金を支払い、あとは好きなだけ自分のプレートに食べ物を載せられるのがこの食堂のうれしいところだ。
とはいえ品目もメインの量(これは自分で決められない)も多くて、完食はできなかった…ごめんなさい。
どれもこれも本当に美味しくて、正直チャンスがあったら転職してーとすら思ったよね。
3,ARABIA本社
繊細だけど遊び心のあるデザインでおなじみなiittalaやArabiaからは想像もできないくらい無骨なデザインの建物。
だけど中で売られていた食器のデザインは言うまでもなく可愛くて。
このまま日本に帰るんだったらそのまま手で持って帰るのになーと思いながら、泣く泣く購入は断念。
だけど見ているだけでもすごく面白くて、店員さんも親切にいろいろと説明してくれて、買い物はできなかったけど、行ったかいあった。
4,デザイン・ミュージアム
片頭痛に悩まされるKustaa Saksiの特別展がちょうどやっていて面白かった。
それ以外の常設展ももちろん面白くて、デザインのあれこれが紹介されてた。
正直デザインのことなんて可愛いなーくらいしか言えなくて、全く予備知識もない私だけど、なんかすごい、圧倒されるものを感じた(ボキャ貧)。
こういう時に自分の勉強不足っぷりが情けなくなるよなぁ、ほんと。
帰国したらもっといろんなことを学ぶぞ(と決意だけはいつもいっちょまえ)。
5,地下教会
マジで地下にめり込んでる教会。
だけど中に設置されたパイプオルガンの音がきちんと響くように設計されていて、ただただ建築の美を感じさせられた。
ところでヘルシンキに来てからずーっと思ってたけど、ここは日本とは違って、皆が好き勝手な建物を建てたりしない。
もちろん日本にも景観保護地区はあって、その地区の建物はどれも美しかったりすんだけど、あくまでそれも限定的な範囲。
ヘルシンキはどこに行っても視界に入る範囲の建物の全てがしっくりくる感じで、まさに調和を感じさせるデザインばかりで。
仮にスーパー、家、コンビニ、ショッピングモール、公衆トイレという建造物がひとつの通りに並んでいたとしても互いにどの建物も景色に溶け込んでいて、「美しい」の一言に尽きる。
もちろん一つ一つの建物内部も本当に美しくて、この教会1カ所を眺めてるだけで果たしてどれくらいの時間が経ったか。
ずっと眺めてても飽きないんだもん、こういうものを自分の身近にも見つけたいよね。
6,海辺のマーケット
最後に紹介したいのが海辺のマーケット。
それこそ「かもめ食堂」でも出てきてたけど、外に並べられたテントの下では様々な商品が売られていた。
野菜、果物、お土産、日用雑貨・・・。
片桐はいりさんのエッセー「わたしのマトカ」でも語られていたように、7月終わりはさやえんどうの季節だったようで、至る所でキロ売りしていた。
生で食べると意外と青臭くなく美味しいらしいけど、現金を持っていなかったのもあって購入は断念した。
他にもまだまだ紹介したいちょっとした場所はたくさんあったけど、今日のところはここまでにしとこう。