【映画】「竜とそばかすの姫」観ました!
前回映画の感想記事を書いてからずいぶん時間が経っちゃった。
とはいえ決して映画を観ていなかったわけではなく書いてなかっただけなので。。。自分の記録のためにもキーボードに指を走らせております。
細田守の3作品目
何言ってんの6作品目じゃね??って感じすよね。
まあ何を持ってそんなことほざいてんのか、の前に一つwiki情報を。
2006年 『時をかける少女』
2009年 『サマーウォーズ』
2012年 『おおかみこどもの雨と雪』
2015年 『バケモノの子』
2018年 『未来のミライ』
2021年 『竜とそばかすの姫』
この他にもデジモンやOnepieceも手掛けている方なんですね。
で、じゃあ何を持ってして3作品目って言ってんのか??ですが。
細田守監督作品の特徴の一つでもあるデジタルの世界。
今作はまさにそれがバチバチに反映されたものでした。
で、過去作品振り返ってみれば
『デジモン』(1999)、
『サマーウォーズ』(2009)、
『竜とそばかすの姫』(2021)とだいたい10年おきに同じフィールドを扱った作品が出ていることが分かるかなと思います。そんな感じで今回は3作目のデジタルワールド作品だったわけです。
もうね、細田色一色だったよね。マジで
細田守監督の作品にみられる共通項としては、
・美女と野獣のモチーフが点在している
・デジタルワールドが好き
・その時その時のデジタル社会に存在する問題をテーマにしている
・少年少女の成長
などなどが挙げられるかなと思いますが今回は全部モリモリだったよねー。
ただし一つ新しい要素もあって、それが「歌」なんですわ。
これまでの過去作で歌をテーマに扱ったのはなかったと思うけど、
今回は準ミュージカル映画か?!ってくらい歌うんですわ。で、しかもこれが上手いのなんのって。
声優も歌い手も同じ人を起用しとるらしいのね。
『美女と野獣』本家は歌う人と声優とで分けてるけど、そこは監督のこだわりポイントやったみたいで。
『アナ雪』を思い出した笑
いやあそこまで歌ってへんけどw
現代社会が抱える問題
細田監督自身、ここ最近のSNS上でのいじめとか誹謗中傷にすごく心痛ませているよう。
もちろん誰だってそんなん好きじゃないと思うけど、じゃあそれを抑止するにはどうしますか??ってなるとまた違う話になるんとちゃうかなぁ。
この前の『少年の君』ラストみたいにイケメン俳優に「いじめはダメだ!良くない!」って言わせてもいいかもしれないけど、それで収まるなら世話ないよね。
否定したいわけではないけど、匿名性の高い手段だからこそなかなか根絶が難しいんやと思うし、足取りもつかめん。
それに身を呈して止めましょう、言うてもあまりにも手札が少なすぎるんじゃないと思わなくもない私。
ちょっと話が逸れちゃったけど、今回『竜そば』はそこにアニメというある意味親しみやすい形で切り込んだ感あった。社会に影響力のある人が疑問を投げかけているわかりやすい構図でもあったかなと。
細田作品はどちらかと言えば年配の方よりも若い人が観るイメージ。そこをわかりやすく利用して改めてSNSの怖さとかデジタル社会が直面しうる課題を突き付けている感じがした。
…が実際のところは「いやお前それ妄想よ?」って言われちゃうかもやけど笑
いずれにせよ作品自体、歌あり青春あり葛藤ありで観てて楽しかった。
IMAXで観るのをお勧めする!('ω')