【ロシアって夏あるん?】ハバロフスクの夏について話してやンよ。
6月中旬。気温は20度程度。
かたや、そん時の東京はと言えばやれ猛暑だの真夏日和だの、うらやましいことこの上なかったよね。
なんたってこちらは20度。
6月も折り返し地点だって言うのに、20度ですよ??
朝方ひんやりするもんだから、相変わらずお気にの革ジャン手放せず、出勤するしかないわけですやん。
それがまー、7月に入ろうかって時にハバロフスクにもやっと夏が来たわけですよ。
ええ、もう。
それは読んで字のごとく真夏がね。湿度90%の湿り気を帯びてね。
ロシア人の知人なんか「Ого, прямо в духовке(うわっ、オーブンの中みたいや)」って言ってたけど、それ言い得て妙やなって納得したワ。
ロシアに行ったことのない人からすれば、「ロシアって寒そー」っていうイメージがモリモリだと思う。
がしかし。
ここ、極東、とりわけ
ハバロフスクの夏はまさに地獄である。
ええ、そりゃあもう地獄ですよ。釜ゆで経営者(?)の閻魔様も逃げ出すほどの暑さと湿気ですよ。
気温が30度まで上がるのは日常茶飯事。
でもって湿度は80%前後、って赤ちゃんのおむつの中でもそこまで蒸れないんじゃない??って感じだ。
とはいえ「ロシアって寒そー」のイメージは実際正しい。
例えば今年の1月、ハバロフスクではマイナス30度を下ったが、それは至って珍しいことではない。
なんなら、地元の人も慣れすぎてて、冬場気温について話す時には、
「明日って何度くらいかな??」
「32度だってよ」
なんて具合にマイナスをつけずにナチュラルに会話するくらいなんだから。
ねえ、マイナス30度って想像できる??
試しに冷蔵庫の冷凍室の設定温度を見てごらん。
ね、日常的に冷凍食品体験ができるなんて、素敵じゃない???(完全に血迷ってる提案)
話を戻そう、我らの夏について。
本日の最高気温はもれなく30度。
(マイナスのつかない方)
日本の厳しい夏に比べれば、そりゃあ大したことはないかもしれない。
でも寒さに慣れている地元の人(プラス、暑いの大嫌いなわたし)にとってこの気温は地獄でしかなく、
道を歩けばほぼほぼ下着みたいな格好で歩く女性もちらほら。
さすがに恥じらいを捨てきれないジャパニーズのわたしはパンいちで通りを歩く勇気はないのだが、
気持ちはものすごくわかる。私も今すぐこの服を脱ぎ捨てたいくらいだ。
たったの一ヶ月でここまで一気にムシムシ&ジリジリな夏を迎えなきゃいけない地元の人に一応夏の印象を聞いてみた。
というのも、一年の大半が寒い季節で過ごすことの多いロシア人にとって夏とは待ち遠しいものだからだ。
(って、モスクワの友達が言ってた)
こんな殺人的な暑さでも夏は夏。やはり需要はあるのだろうと思って聞くと、彼女はきっぱりと
「ロシア人は夏が好きな人が多いけど、わたしたちはむしろ来るなと思っとりますから」
だそうだ。ウケる。
まー今はこんな状況だし、ロシアに行くことなんてないかもだけどさ。
それでも中には物好きな方がいて、七月のロシア、否、ハバロフスクに行ってみたいな、って思うのであれば夏服と秋服、両方持ってくることをお勧めする。
朝方は冷え込むくせに、昼間はいっちょまえに暑い。
しかも太陽が落ちるのが20-21時代なので、結構遅くまで猛暑が猛威を振るって猛烈に苦しめられる。
ちなみに個人的にはこの気候はハバロフスクを始め、シベリアの諸都市(イルクーツク、ヤクーツク、ウラン・ウデ、ノヴォシビルスク、クラスノヤルスクぐらい)までには当てはまるんじゃないかなと思うので、同様にご参考まで。
【おまけ】日本から7月のロシアに持って行くと便利なモノ
避暑を求めてロシアへの渡航を考えているそこのあなた。
その心意気は良い。褒めてつかわす。
だがしかしロシアの夏だって全くもって涼しくないから(場所によるけど)。
いや、正直わたしもここまでロシアの夏が暑いなんて思ってなかった。
だから今めちゃくちゃ後悔してるのよ、自分のリサーチ不足に。
そんなわけでわたしのセカンドダンス(二の舞)踏まないように日本から持って行きたいモノを並べて今日は終わりにする。
・冷えピタ
・ハンディ扇風機
・サングラス
・日焼け止め
・サンダル
・・・どれもこれもロシアで買いそろえられそうって思ったんちゃいます??
詳しくは別の記事にて書くのでご参照いただきたい。
ではでは皆さまさようならー
До, свидания! :)