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【オイミャコン🇷🇺】ギネス記録!世界一寒い村に行ってきた!
お疲れ様です、ひえだあんりです。
先日は私の荒ぶる乱文に
多くの方にお越しいただいたようで、
感謝感激雨あられでございます。
本日は前回ちょろっと予告した
“オイミャコン”について
お話していければなーなんて
思っているので旅好きのアナタ、
いやそもそもオイミャコンってなんぞ??って方にも
是非是非見て行ってもらえると嬉しいです!^^
1.“オイミャコン”って何?
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まっしろになった。
ズバリ・世界で最も寒い人間が住む町こと“オイミャコン”。
TVでも厳寒の地・オイミャコンとか
インフルエンザウイルスがいない村・オイミャコンとか
(寒すぎてウイルスが生きられないらしい笑)紹介されることがある、あの場所です。
1926年には「-71.2度」をたたき出し、
ギネスに認定される世界一寒い村だと言われています。
日本から行こうと思うとどうしてもツアー会社を特別に雇う必要があるため、
航空券代を含め50万円(*コロナ前までの情報)以上したりと
なかなか(いやかなり)旅行で行くには
ハードル高めの場所だったりします。
立地的には、ロシア連邦の中でもサハ共和国と呼ばれる国の中に位置し
言語はサハ語・ロシア語両方が使われているようです。
宗教はシャーマニズムで
「オイミャコン」とはエヴェン語で「凍らない水」の意味。
マイナス50度の環境で川が凍らないんだったらねぇ…?🤔
水の中の方が温かいってことだよねぇ…???(フラグ)🤔🤔
2.経緯
大学に在籍していた頃、
ロシア語を勉強してて
🙋🏻世界一寒い場所がロシア語圏にあるらしいよ
🙋オイミャコンっていうんだって
🙋🏻えーせっかくなら行ってみたいなー
みたいな漠然とした夢を持っていました。
だってどうせ寒いロシアに行くなら
いっちゃん寒いところに行きたくない???なんて
謎のロマン(?)があったんですね、当時は
でも上に書いた通りググればなんと交通費が50万円もするとのこと。
貧乏学生だった私にはちょーーっと厳しすぎる旅やったのです。
それが今、転職してロシアにおるわけやし
地理的にオイミャコンに近づいたやん??
もしかしたら今年いけちゃうんじゃね???!!!!
てか今行かんでいつ行くんよ???!!!
と目標を立てたのが2022年の1月1日。
そして気づいたら
1月末には旅行会社を探し出し、
2月末日、一週間の弾丸オイミャコンツアーに出発したという次第。
もう何でも勢いだよね、
ここまでくると。
最近私、勢いの代名詞だなって自分の行動力を振り返って思うもんね。笑
まあそんなこんなでオイミャコン行きの仲間たちを集めたわけですな。
3.オイミャコンまでの道のり
オイミャコンまでは飛行機&車で行きます。
総移動距離は
3,141km。笑
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どんだけデカいんだ、ロシア。
https://www.kyori.info/%E6%B2%96%E7%B8%84/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93
ハバロフスク→ヤクーツク(サハ共和国)
まずは私の住むハバロフスクからヤクーツクへ。
およそ2時間程度のフライトで到着しますが、すでにここで1時間の時差が発生するという。。
たった2時間のフライトで時間変更線を越えちゃうとは、、さすがだぜ、ロシア。
(ハバロフスクは日本よりも+1時間、ヤクーツクは日本と同じ緯度にあるため、ハバロフスク時間より1時間戻る計算になります。)
ヤクーツク空港→トムトル村
ヤクーツク空港では現地のツアー会社さんと合流。ここから車で一旦宿泊先があるトムトル村まで向かうのですが
その時間
およそ18時間。笑
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ピンクのウニョウニョが出てる、
トムトルまでの地図。
途中立ち寄ってもらえるカフェやガソスタで
トイレ休憩があったけど
もう話にならんレベルに汚かったので
途中から…()
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オイミャコン村まで片道33時間だそうですが
実際はこんなにかからない
(体感的に20時間くらい)と思う
覚えている限りではトムトルまでの片道だけで3回はタイヤがパンクして一時停車してましたね🙃
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しかしそれをなんなくタイヤ交換しちゃうツアー会社のおじさんたち。。。
すげーなおい。
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もうこの時点ですでにツアー代金が50万円もかかる理由が分かった気がしたよね🤔
一応言っておくと決してツアー会社の車がぼろいとか
タイヤが安っちいからパンクしやすい…というわけではなく
トムトル村に行くまで
マジで道路状況が悪い。
ていうのも道路がほとんど雪に覆われているため
路面の凍結
巨大な氷塊
道路のひび割れ なんかで冬場はどうしても道路状況が悪くなりがちなんだよね。。
しかも超吹雪いてたし。。。
まったくどうやっておっちゃんたちは前見えてるんだ??
って終始思ってましたね。
(どうでもいいけどおっちゃんたちカーナビもつけずに18時間車運転してトムトル村まで行ったのも一体全体どういう第六感が働いてるんやろって始終疑問だった次第。。。)
…そう、猛吹雪の中タイヤ交換するおっちゃんたち。
マジで強いよね、ロシア人。
こういう時ほんとしみじみ実感するね。。
トムトル村→オイミャコン村
ツアーの内容はトムトル村で宿泊しつつ
車で1~2時間くらいの距離にあるオイミャコン村へ行きましょうというもの。
居心地の良い優しいおばあちゃんがやっているお宿で一泊したら
いよいよおなじみのおっちゃんたちの車でオイミャコンへと向かうわけだ!
4.オイミャコンにて
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サンタさんから賞状をいただける。
ちなみにこの方には
運が良くないと会えないらしい。
オイミャコンどうだった?と聞かれればたった一言、「サイコーだった」に尽きる。
見たことがないくらい一面の雪景色
澄み切った青い空
素朴で純真な人たち
おいしい食事
どれをとっても最高で本当に行ってよかったなと思う。
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優しいミルクとほんのりイチゴの味わいに
じんわり来た。
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もちろん行くのは簡単じゃないし、
ある程度ロシア語の知識も必要になるけど
でも苦労してでも行く場所があるとすれば
今のところ第一位がオイミャコンだなと自分的には思う。
シャーマニズムが生き続けるオイミャコン村では神様への供物として
歌や踊り、音楽などが献上されるんだけど
たった7人ぽっちの私たちのために大きなホールを貸し切って
これ全部を披露してくれたのは本当に感動的だった。
他にもオイミャコン村ならではのゲームやスポーツも体験させてもらい
まるで違う世界観にまじで心が洗われた。
私たちが行ったその日はオイミャコンはマイナス50度。
うん、水着持ってきててよかったー。
やっぱりビキニだよね、マイナス50度には。
なんて言いながらリアルに川に入って
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この時外気温マイナス50℃(笑)
寒さに絶叫した。
いやおかしくね?
外はマイナス50度、川は凍ってない、
じゃあ川の中は温かいのかと思ったら普通に冷水っていう。。。
うん、体のメカニズムって不思議だよね。
まとめ
当たり前だけど車がないとオイミャコンまでは100%行けないし
永久凍土が存在するレベルに極寒なこの地では
基本的に車のエンジンは止められない。
(止めるとエンジンが凍って二度と車が動かなくなる)
なので車の燃費は超悪いし
頻繁にガソスタで燃料チャージするのがマスト。
その上道路状況もよろしくなく天候もかなりシビアなため
割と命がけのツアーだったなと今振り返れば思える(笑)
それでもここまで全力を尽くして面倒を見てくれたツアー会社のおっちゃんたちにはマジで感謝してるし
最高のプランだったと思う。
あ、そうそう値段気になるよね。
日本から行けば50万円、
ロシアから行けばどうなのかと言うと。。。
ざっと100,000円(1ルーブル=1.5円として)程度でした。
生値で
ハバロフスク⇔ヤクーツク(航空券代) :25,000ルーブル
ツアー代(保険代、宿代、移動費用その他諸々):40,000ルーブル
その他(休憩所での食事代など) :2,000~3,000ルーブル
※上記のレートは2022年2月末時点のものです。
みんなもオイミャコン、是非行ってみてね!笑
(雑い締めくくりである)
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それがオイミャコンだ!