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100以上のプロダクトを作ってきたエンジニアが教える ビジネスを変革する「DX」の全貌と突破のカギ

筆者紹介

15年間、ホテル・旅館向けの基幹システム開発や価格推移の分析、競合分析、レピュテーション分析といった新規事業の開発を行なってまいりました。2016年からはフリーランスエンジニアとして、スタートアップ企業の開発支援を行い、2021年には株式会社GiGOOOを設立してCTOとして活躍しました。
2022年にはパースツリー合同会社を設立し、「ゼロからのスタートを支援する」というコンセプトでサービス開発支援に従事。
同年10月にはアンドフォーアス株式会社の社外取締役に就任し、開発とエンディング事業にも関わりました。
2023年4月、経営の効率化と組織体制の強化を目指し「株式会社パースツリー」として再スタート。
現在も新たな挑戦と成長を求め、多様な分野での発展に貢献しています。

対象

  • 企業経営者・リーダー

  • スタートアップの創業者や企業家

  • 新しいスキルを身に着けたいビジネスパーソン

読んで得られること

  • 業務効率の向上

  • コスト削減

  • データ活用による意思決定の改善

1.DXって何?

企業や組織が「デジタル技術」を活用して業務プロセスやビジネスモデルを変革し、価値を創出することを指します。単に技術を導入するだけでなく、「デジタル技術」を活かして新しいサービスやビジネスチャンスを作り出し、競争力を強化することが目標です。

2.DXの例

日本では、多くの企業がDXを進めることで、グローバルな競争力を高めるとともに、労働力不足や高齢化社会への対応を模索しており、以下のような例が挙げられます。
業務の自動化:人力で行っていた作業をAIやロボティクスで自動化し、効率を上げる
顧客体験の向上:データ解析を使って顧客のニーズを予測し、パーソナライズされたサービスを提供する
ビジネスモデルの変革:オンラインサービスの導入や新しいデジタル製品の提供によって、これまでにない収益源を確保する

3.DXのメリット

現代の社会やビジネス環境の変化に伴い、注目されているDXのメリットに
ついて4点にまとめました。

  1. 技術の進化と競争の激化
    昔は、製品やサービスを提供するだけで問題ありませんでしたが、今は
    どの業界でも技術が進んでいて、競争が激しくなっています。
    例えば、
    インターネットで簡単に買い物ができるようになったり、AIやロボットが仕事を効率化していることが多いため、DXを進めないと、他社に遅れを取ってしまう可能性が高くなります。

  2. 顧客の期待が変わってきた
    現代の消費者は、スピードや利便性、パーソナライズされたサービスを
    求めています。
    例えば、
    スマホで簡単に予約ができたり、カスタマイズ
    されたサービスが当たり前になってきています。
    DXを通じて、顧客のニーズに素早く対応し、満足度を高めることが求められています。

  3. 効率化とコスト削減
    デジタル技術を使うことで、業務を自動化したり、データを活用して
    ムダを減らすことが可能となります。
    例えば、
    AIを使って在庫管理を自動化すれば、必要な分だけ仕入れることができるため、コスト削減にもなり、手作業によるミスも少なくなります。
    これによって、企業は効率よく利益を上げられるようになります。

  4. 人手不足や高齢化社会への対応
    特に日本では、労働力が減少していて、今までのやり方では成り立たなくなってきているため、DXを通じて、少ない人数でも効率よく働ける仕組みを作ることが重要になっています。
    例えば、
    ロボットやAIを使って業務をサポートすることで、少ないスタッフの人数でも運営ができるようになると考えられます。

4.DXのデメリット

多くのメリットをもたらしますが、導入や実行にはデメリットや課題も存在します。以下に、代表的なデメリットを6点挙げて説明します。

  1. 導入コストが高い
    DXを推進するためには、最新の技術を導入したり、システムを構築したりするための初期投資が必要です。
    新しいソフトウェアやハードウェアの購入、既存のシステムの更新、またはクラウドサービスの導入などにかかるコストは、特に中小企業にとって負担になることがあります。

  2. 従業員のスキルアップ
    新しいデジタル技術を導入しても、従業員がそれを使いこなせなければ意味がありません。
    そのため、社員の教育やトレーニングが必要になりますが、これには時間も費用もかかります。
    また、従業員が技術の変化についていけない場合、生産性の低下や抵抗感が生まれることもあります。

  3. セキュリティリスクの増加
    デジタル技術を利用する範囲が広がると、データの管理や保護が重要になります。
    クラウドやインターネットを利用したシステムが増えることで、サイバー攻撃やデータ漏洩のリスクも高まります。
    セキュリティ対策が不十分だと、重大な損失を被る可能性があります。

  4. 社内文化の抵抗
    DXは単なる技術導入だけではなく、ビジネスプロセスや働き方そのものを変えることが求められます。
    このため、社内での抵抗が発生することがあります。
    特に、長年の慣習に従って仕事をしてきた従業員は、新しい方法に対して不安や抵抗を感じることが多く、変革が進みにくくなることがあります。

  5. 失敗のリスク
    DXは複雑なプロジェクトであり、正しく計画や実行を行わないと失敗するリスクがあります。
    例えば、
    目的やゴールが曖昧なままDXを進めると、期待していた成果が得られないことがあります。
    また、技術に過度に依存して、実際の業務改善が進まないケースも見られます。

  6. 既存のシステムとの互換性
    古いシステムやアナログなプロセスが根付いている企業では、DXを進める際に既存のシステムと新しい技術の互換性の問題が発生することがあります。
    これにより、スムーズな移行が難しく、追加の調整やカスタマイズが必要となることがあります。

5.最後に

ビジネスの成長と競争力強化に必要不可欠なプロセスではありますが、
導入には計画的なアプローチと社員の協力が欠かせません。
デジタル技術は急速に進化しており、DXを進めることで企業は長期的な成功を目指すことができるようになるため、DXを進める企業が時代をリードしていく可能性が高いと考えられます。

プロダクト開発に関してご不明な点やお困りのことがあれば、どうぞお気軽にご連絡ください。皆様のプロダクト開発が大きな成功につながることを心より願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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