正式リリースに向けてウェブ会議(β版)が完成しました!
オープンβテストを通じて
働く人のつながりを強くするコラボレーションツール「Parque(パルケ)」は正式リリースに向けて、2021年2月よりオープンβテストを実施しており、現在、100チーム250名を超える方々にご利用いただいています。
当初、ウェブ会議機能は既存のサービスで十分だろうと考えて、パルケでは開発する予定はありませんでしたが、テストユーザー様へのインタビューなどを通じて、既存のウェブ会議サービスに関するお困りごとを耳にする機会が多くありました。
それらを踏まえて、社内でディスカッションを重ねた結果、「パルケらしさ」が感じられるウェブ会議体験を提供できるのではないかとの結論に至り、開発を進めることにしました。
そしてこの度、ウェブ会議機能(β版)をリリースしましたので、その特徴やコンセプトをお伝えいたします。
パルケのウェブ会議の特徴
パルケのウェブ会議は誰にとっても参加しやすいと感じていただけるフレンドリーなユーザー体験を目指しています。
その目的のために、これまでにありそうでなかった様々な機能を実装することを予定しています。今回はその一部をご紹介させていただきます。
1) URLをクリックするだけ
ウェブ会議サービスは矢継ぎ早に機能追加や改善が行われており、日増しに便利になっています。
一方で、こうしたツールに馴染みの薄い方をご招待した際、操作方法がうまく伝わらずに会議の開催を断念した経験はないでしょうか?
パルケのウェブ会議の場合、アカウント登録やアプリインストールを事前に行わなくても、URLをクリックするだけでカンタンに参加できます。
2) 参加者が同時編集できるメモ
PCの画面イメージの左側にあるように、参加者が同時編集できるメモが用意されています。
ウェブ会議に備え付けられたメモがあれば、会議室によくあるホワイトボード(実物)に代わって、下記のように様々な用途でご活用いただけるのではないかと考えています。
・予め用意しておいたアジェンダを共有する
・論点整理をしながらディスカッションを進める
・ミーティングを進めながら認識の齟齬がないかチェックしたり、ネクストアクションをまとめる
3) マルチ画面共有
あるテーマについて議論を重ねているとき、ひとつではなく複数の資料を見比べたり、切り替えたくなることはないでしょうか。
従来だとその都度「ちょっと画面もらってよいですか」と確認することも多く、議論のリズムがおかしくなってしまうケースもあります。
パルケの場合、上記画面イメージの右側のように、最大3人まで同時に画面共有することができ、参加者が見たい画面をそれぞれ選択できるようにしました。
4) 小さくて丸いビデオ画像
ウェブ会議をするとき「自分の顔はフェイスオフしたい(=あまり見られたくない)けど、相手の顔は見たい」と思ったことはありませんか。
パルケではこうしたニーズに応えるべく、下記3つの工夫を加えることで、ウェブ会議で”顔出し”を行う心理的抵抗感を和らげています。
・既存のサービスと比べて、顔の映るビデオ画像を小さくする
・ビデオ画像を丸くすることで、背景を必要以上に映さない
・カラーフィルタをかける(任意)
5) AI文字起こしと自動翻訳による「トーク履歴」
会話の内容が自動でテキストに書き起こされます。さらに自動翻訳をONにすれば、自分の発言が英訳されます。
会議に遅れて参加する人が会話の流れをさっと把握することにも役立つでしょうし、議事録を作成する書く人の負担を軽減するかもしれません。
また、聴覚障害がある方や異なる言語の方にも気軽に参加していただくきっかけになればうれしく思います。
そして先日、2) 参加者が同時編集できるメモ、3) マルチ画面共有については、ウェブ会議支援装置に関する特許(特許第6886750号)を取得しましたので、あわせてご報告いたします。
ほかにも、誰もがフラットに参加し、より活発なコラボレーションを実現するための様々な機能の実装を予定していくためにパルケ一同、力を合わせて頑張っていきたいと思います。
プロダクトコンセプト
現在、リモートワークやパラレルワークの浸透など、私たちの働き方は今後も大きく変わろうとしています。
「いつでも、どこでも」時間や空間に縛られず、社内外を問わず、プロジェクトごとに人が集まってコラボレーションを進めていく機会が増えています。
そのような状況の中、僕たちはパルケを通じて「働く人のつながりを強くする」ことを目指しています。
その実現のために、僕たちが迷ったときに立ち返るべきプロダクト全体におけるコンセプトをご紹介します。
①PCもモバイルも
働く人のつながりを強くするためには、チームメンバー全員、言い換えれば経営から現場までのスムーズなコミュニケーションが欠かせません。
PC主体やモバイル主体で働くメンバーが混在する職場も多いと思いますが、どちらかの働き方を優先したツールを採用したり、それぞれが別のツールを採用することは避けたいものです。
パルケは、PCとモバイルそれぞれに最適化したUXを模索しながらも、お互いが違和感なく一緒にコラボレーションを進めることができるプロダクトとして育てていきます。
②誰にとっても使いやすい、分かりやすくシンプルな操作感
いま、職場にはこれまで以上に多くの働き方の人たちが”同居”しているのではないかと思います。
勤務形態(オフィスワークやリモートワーク)、働く場所(場合によっては異国の場合も)、時間帯(副業の場合は夜間・休日にワークする人も)、契約形態(正社員、業務委託)、職種、年代、性別などが混ざり合った状態になってきているのではないでしょうか。
おそらく、この流れは強まることはあっても、弱まることはないでしょう。
こうした状況を踏まえて、パルケは特定のセグメントの人々を優遇した機能開発に走ることなく、誰もが気軽に使いこなせるような分かりやすさを大切にしています。
③チームの風通しをよくするための工夫を凝らす
もちろんコラボレーションツールを導入しただけで、チームの風通しがよくなったり、つながりが強くなると言い切れるほど自惚れているわけではありません。
そうは言いながらも、コラボレーションツールを開発・提供する立場としては、テクノロジーの力によって働きやすさを後押ししたり、仕事の楽しさを演出することはできると信じています。
ウェブ会議中のビデオ画像を小さくしたり、丸くしたり、カラーフィルタをかけられるようにしたりと、ひとりでも多くの人たちがワクワク感をもって楽しく働けるような小さな工夫や改善を重ねます。
④All-in-oneツールをリーズナブルな価格で提供する
いま、世の中には業務を改善するための便利なツールがたくさん存在していますし、僕たち自身もさまざまなツールにお世話になりながら仕事を進めています。
一方で、こうしたツールをさほど導入しておらず、仮に導入しているとしても、高機能すぎて現場への浸透に苦戦している人たちも多くいると聞いています。
パルケは機能性を高めていくことよりも、余分なものを削ぎ落としたい。
そして、必要最小限の機能 & シンプルなUXを備えたAll-in-oneツールをリーズナブルな価格で提供したい。
それによって、少しでも多くの人たちが協力し合いながら楽しく仕事を進めることをサポートすることを目指していきたいと思います。