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ユーザーインタビューを繰り返しながら考えたプロダクトの方向性

オープンβテストを続けます!

僕たちは「for Fruitful Work-Life(実りあるワークライフを届ける)」というミッション実現に向けて取り組んでいるスタートアップです。

「Parque(パルケ)」はリモートワークやニューノーマルなど新しい働き方にフィットしたコラボレーションスペースで、社内外のコミュニケーションのための「チャット」「ダイレクトメッセージ」「ボイスチャット」、同時編集可能な「メモ」などのミニアプリをAll-in-oneツールとして提供しています。

現在、2月19日よりオープンβテスト(招待制)を実施しており、テスト開始より約2ヶ月経過した時点で、97チームにおけるコラボレーションにご活用いただいてます。

<オープンβテスト概要(4月22日時点)>
・開始日 : 2021年2月19日(金)
・ユーザー : 223名
・チーム数(会社・組織・団体など) : 97件
・チーム規模 : エンタープライズ〜スタートアップ・フリーランス
・業種 : 金融・通信・IT・SaaS・HR・コンサル・VC・士業など
・セッション数 : 1.3万件
・PV数 : 31.1万件
・デバイス比率 : PC 51.1%・モバイル 47.4%・タブレット 1.5%

オープンβテストがはじまるとき、ユーザーの方々とともにプロダクトを育てていきたいと考えましたが、その想像を超えて貴重なアドバイスやアイデアを数多くいただくことができました。
ご協力いただいた方々には心から感謝しております。

正式リリースはみなさまからの貴重なフィードバックをプロダクトに反映して、パルケがもつポテンシャルを更に引き出してから行うべきと判断し、オープンβテスト期間を延長することを決定しましたのでお知らせします。

事前登録いただいた方やお問い合わせいただいた方には正式リリース時期が決まりましたら、改めてご報告いたしますので、よろしくお願いいたします。

また、オープンβテストに向けてはいくつかの仮説をもっていましたが、想像通りだったこともあれば、そうでなかったこともあります。
ここからは、これまでのテストで得た学びとプロダクトの方向性についてご紹介したいと思います。

テストを通じて再確認できたこと

①プロダクトの情緒的価値
オープンβテスト期間中、ユーザーインタビューなどを通じて、利用中のSaaSツールやそれらの課題などをお聞きする機会がたくさんありました。

そのなかで感じたことは、ユーザーが機能的な価値以上の魅力を感じて積極的に利用しているSaaSツールと「他にいいツールがないから」という消極的な理由で利用しているSaaSツールが存在するということです。

ユーザーから「偏愛」されているSaaSツールがいくつか存在しており、極端な例ではユーザーでいるに飽き足らず、SaaS運営会社に転職した人にも出会いました。
こうしたSaaSツールはCACやチャーンレートなどメトリクス的にも攻守に素晴らしい数字を残していることが想像できましたし、社内でも「ありたい姿」として共有しています。

パルケのコンセプトは、リモートワークや転職・複業・兼業が当たり前となる「近未来の働き方」(ワーク)と「より充実した人間関係の形成」(ライフ)の両方をサポートすることです。

このようなパルケのコンセプトに対して、オープンβテストに参加いただいている多くの方々に共感いただけたことは、何よりの収穫です。

後述する通り、機能面では改善すべき点も数多くありますが、この「共感」をすべてのベースとして、今後、ユーザーから愛されてやまないプロダクトを地道に目指していきたいと思います。

②シンプルで機能的なAll-in-oneツール
「ベスト・オブ・ブリード」という言葉がある通り、従来、ユーザーが自分の好みのツールをセレクトして使い分けることが望ましいとされる考え方もあります。

確かにこれまでのような同質性が高い人たちがオフィスに集まって働く分には自分たちにフィットしたツールを選んでいくことの合理性は高かったように思います。

ただ、今後、リモートワークや複業・兼業が浸透していくと、多様な人たちが一度も顔を合わせることなく、同期と非同期のコミュニケーションを駆使しながらプロジェクトを進める機会が増えることが予想されます。

そのときに求められるのは複雑で高機能なSaaSツールではなく、シンプルで機能的なAll-in-oneツールではないだろうかと僕たちは考えています。

オープンβテストではあえて年代、業種、職種を幅広く募ってご参加いただきましたが、想像していた通り、高機能なSaaSツールを使いこなせているのはごく一部のセグメントの人たちであると感じました。

多くの人たちは慣れないリモートワーク環境のなか、様々なツールを試行錯誤しながら使っているものの、まだまだベストプラクティスと呼べるようなツールの組み合わせは見つかっていない印象を受けましたし、使い勝手がいいAll-in-oneツールへの期待を確かに感じとることができました。

正式リリースに向けて

コンセプトに対する再確認ができた一方で、プロダクトについてはフィードバックを踏まえてチューニングを繰り返す日々が続いています。
正式リリースに向けた開発のなかでも、特に特徴的な取組みを3点紹介いたします。

①ウェブ会議
サービスサイトに掲載しているサービス紹介動画で「より充実したウェブ会議を」とのメッセージを発信している通り、僕たちはコラボレーションにおけるウェブ会議体験を重視しています。

オープンβテストには「同時編集可能なメモ」「マルチ画面共有」などウェブ会議を便利にする+α機能を複数用意し、それらをZoomなど既存のウェブ会議ツールと組み合わせてご利用いただこうと考えて臨みました。

ところが、オープンβテスト中のユーザーインタビューを通じて少なくない方々より「ウェブ会議機能も提供すべき」とのアドバイスをいただきました。

こうした声を踏まえて、社内でディスカッションを重ねた結果、「パルケらしさ」溢れるウェブ会議体験を提供できるのではないかとの結論に至り、現在、開発を進めています。

②モバイルアプリ
ニューノーマルではリモートワークが浸透しつつあり、それと同時に電車による移動時間が減少したことを背景として、仕事におけるデバイスはPC中心になることを想定していました。

それを踏まえて、当初の計画では当面の間、PC・モバイルともにブラウザでプロダクトを提供する予定でした。

ところが、リモートワーク環境下においてもモバイルの存在感は際立っており、セッション数の46.5%がモバイルであることが判明したことを受けて、急遽、モバイルアプリ対応のプライオリティを上げて、3月上旬にリリースした上で順次、機能追加を進めています。

③原点は「シンプルで使いやすいUIや体験」
パルケは幅広いユーザー層を想定したプロダクトにも関わらず、オリジナリティあるUIや体験にこだわりすぎたことで「分かりやすさ」がトレードオフになっている面がありました。

緻密なUIや体験はパルケではないとの反省を踏まえて「シンプルで使いやすいUIや体験を提供する」という原点に立ち返って、一部のUIや体験の見直しを図っています。

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最後に

以上、パルケの現在地のご報告となります。

オープンβテストのユーザーインタビューでは言葉を選んで遠慮がちにフィードバックをいただいた方もいましたし、厳しく叱咤激励いただいた方もいましたが、僕たちはどちらも等しく感謝しています。
せっかく、多くの方々の時間をいただいたからにはプロダクトを少しでも磨いてお届けしたいと思っています。

正式リリースまでもう少々お時間をいただきますが、スペイン語で公園を意味する「パルケ」というネーミングに込めたとおり、「さまざまな人々が集い、自由なマインドと豊かな発想力をもってビジネスを切り拓く」プラットフォームをなれるよう開発を進めていきたいと思いますので、いましばらくお待ちいただけますと嬉しいです。

▼関連リンク
株式会社パルケ|ホームページ 
 https://parque.io
採用の問い合わせ 
 https://parque.io/inquiry
パルケ事前登録フォーム
 https://share.hsforms.com/1cwQZ7u1ZRfiK_NbzIB0mSA56mtv


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