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こんなはずでは…。初めての収録はお蔵入り#17

タイトル、コンセプト、ペルソナ、BGM、台本作り、そしてオープニング収録を終え、10話まで話す内容まで考えた。

さて、いよいよ本編の収録だ!


収録を始めるものの…

すると、なぜだろう。全然しゃべれない!
何を話していいかが分からないのだ。

口から出る言葉は世に出せないような世間話ばかり。ダークすぎてこんなの世に出せるわけがない。なぜこうなった。

なぜ話せなくなったのか

我々は、子育て歴たったの3年。主婦向けというペルソナを作ったが、主婦のことなんて3年分しか分からない。

私はマーケティングと構成ばかり考えて、自分が演者になることを全く考えていなかった。
はて、自分はバカなのか

そもそも私は、演者としての自分を想定していなかった。今までの構想だって全てが監督目線だ。自分がどう話すか、どうやって振る舞うか、全く考えていない。

オープニングの前のマクラ

ラジオなどで、オープニング前に雑談することがあるのをよく聞く。私はあれをマクラと呼ぶ。
マクラというのは落語のマクラから取っている。業界人はあれをなんていうかは分からないが、私はマクラと呼ぶことにした。

初期の台本では、マクラはイレギュラーで入れるということを想定していた。なぜなら、ド素人の雑談なんて聞きたくないだろうから、早く本題に入りたいと思ったからだ。
しかし、初めてダイナミックマイクを前にすると、なぜか緊張して話せない。言葉がうまく出てこない。

そこで、毎回マクラで少し雑談するという台本に急遽変更した。

こうなってしまっては、もしろん10話までの話題案も全部没だ。

ペルソナも変更!

最初は主婦層を想定していたが、急遽ペルソナを歳下にした。

母校の大学の学生達に喋るようなイメージで話せばうまく話せるのではないかと、TOMOMIさんが提案してくれたからだ。

ナイス。
これだ。後輩である学生達に向けてならイメージしやすいし話せる。

最初のコンセプト設計やペルソナは全部無視で、未来ある若者に向けて私たちは初めての収録を終えた。

今までのコンセプト無限思考は何だったのか…

まぁ、とりあえず話せたなら良いか…

話したい人に向けて、話したいことを話すTOMOMIさんの素直な思いが一番正しかった。

今までNoteへ成仏させた私のインチキビジネスノウハウは、全部役に立たなかったということだ。

好きこそものの上手なれ。


智慧

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