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尺について語ろう#25

昨日の投稿の「私のSNS論」にて、アプリの運営側の意向もふまえコンテンツを作ると書いた。もちろん、リスナーを優先に考えていることは先に述べておきたい。

その上で、今日は、尺について深堀りしたい。


時間の長さはどれくらいがいい?

初期の頃の考え

視聴者が飽きないように、20~30分程度が良いだろうと考えていた。そう思うポッドキャスターも多いのではないだろうか。実際に、いろんなポッドキャスターの配信を見てみると、30分前後の番組が多い。

だから、初期の時間設定は30分だった。

だんだん長くなってくる

しかし、話し慣れてくると、30分以上、そして1時間以上、楽に話せるようになった。
編集の大変さのことを考えると、もっと短くしたほうがいいとも思ったが、無理に短くするように直すことはしなかった。

長尺は悪か?

週1配信を欠かさない、とあるポッドキャスト番組が2つあるとする。
そして、番組を最後まで聴いてくれる人の割合を「完走率」と仮定する。

①20分配信で、完走率が80%
②60分配信で、完走率が50%

あなたが配信者だったら?

①の方が自分たちの主張の80%が伝わる番組になる。
しかし、②の方はどうか。
自分たちの伝えたいことの50%、つまり半分しか伝わっていないことになる。

主張を正確に伝えるという点では①の方が良さそうだ。

Spotifyの運営者だったら?

①のことをどうみるか。完走率が80%ということは、ユーザーを平均16分アプリにとどまらせる番組を作ってくれるポッドキャスターだと考える。

それに比べ、②はどう見えるか。
60分番組で完走率が50%となると、
30分も視聴者をSpotifyにとどまらせてくれる番組を作ってくれるポッドキャスターだとみえるだろう。

経営者の視点で考えてみると…
②の方が、①に比べて約2倍の時間、自分の開発したアプリをユーザーへ使わせる配信をしてくれると考える、のではないか?

これは、実際に規約や情報を見たわけではないので確信はない。しかし、私なら②の配信者を優先的に上位へ上げたい。

長ければ良いのか?

では、長ければ長いほどいいのか?
それも違うだろう。

長尺の番組がSpotifyにあふれかえったらどうなるだろう。短い尺の番組を見たい視聴者はSpotifyを離れていく。だから、露骨に長尺を優遇するわけにもいかない。

結局何がいいたいのか

長尺だろうと、短尺だろうと、どちらが正解というのはない。

視聴者数、登録者数、コメント数、平均視聴時間、最後まで見た視聴者数、1分以内の離脱率、定期的な更新頻度、など…
総合的にみて、その時期の戦略の下、アルゴリズムを変えていく。正解なんてない。正解を知りたいなら、Spotifyの運営者に聞くしかないだろう。

面白いものは面白い

3時間でも、10分でも、良い番組はたくさんある。

マーケティングなんて気にしなくても、良い番組は伸びるし、面白い番組はまた見たくなる。
これはどのSNSでも同じではないだろうか。

じゃあ自分はできてんの?


…棚に上げさせてもらおう。

でも正解はなんなのさ!

「尺を考える」というタイトルにしたから、現在の私が考えるポッドキャストの理想の尺と内容と更新頻度を勝手に考察する。

1時間近くの動画を週2以上配信する。
番組内容は完走率を100%に近づける工夫をする。

これが理想だと思っている。

根拠はない。

しかし、このような番組作りを続けるのは大変むずかしい。実現するには子育てなんてしてられない。

今の妥協点

ライフスタイル、収録日程、編集時間…
それらを考えて、私は20分の番組を週1回配信にしている。
これは妥協点だ。

もっと長くしたいけれど、これもマックブックが空から降ってくることを待つこととする。


智慧



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