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ネチャっていう雑音地獄【未解決事件】#09

前回は、TM-70マイクは、私達の声ではキンキンするとう話をした。


■批判をしたい訳では無い

まず最初に補足しておきたいのは、人によってTM-70が合う場合もあるということだ。私は商品批判をしたい訳では無い。
私はド素人ということをお忘れなく。

しかし、TM-70は、低コストながら感度の良い高コスパマイクであるのは違いないだろう。特に男性なら合う人もいるのかもしれない。

■宿敵リップノイズ

さて、本題に戻るが、TM-70の高感度ダイナミックマイクでは、もう一つ厄介な問題もあった。それは、リップノイズだ。

以前も、雑音が嫌いという記事にてリップノイズについて軽く触れたが、本日はこのリップノイズ問題が主題となる。

リップノイズ、というのは、口を開いたときなどにでる、「チッ」とか「ネチャッ」とかいう音である。私はこの音が苦手だ。

そして、TM-70はリップノイズをよく拾う。特にTOMOMIさんが喋り出す前は、必ずと言っていいほどリップノイズが乗る。
Mixcast4の機能や編集で、ディエッサーやら、ノイズゲートやら、ハイ・ローフィルターやら、いろいろ駆使してみるのだが、どうしても全消しすることができない。そして、使えば使うほど、音が悪くなっていく。

結局、リップノイズの波形を見つけたら逐一削除するというのが確実で、これにより、また編集地獄に拍車がかかってしまった。

最近の私は、波形を見ただけでどこにリップノイズがあるか分かるようになってきた。
すごいぞ!自分!

■それでも隠しきれないリップノイズ

先程書いたように、話し始める前に出るリップノイズは逐一消せば良い。しかし、話している最中に出るリップノイズはどうしても消すことができない。これは特に私CHIEが話すと出やすい。
これはいまだ対処の方法が分からない。我々のポッドキャストを聴いてみたら分かるだろう。除ききれないリップノイズがある。悔しい。

AdobeのAuditionを導入して、リップノイズを消去する方法もあるらしいとの情報をもとに、Adobeコンプリートセットをポチった。10年目の学割を大いに活用する。学生最高!

ただ、課金すればすぐに解決!ともならなかった。私は今まで、イラレやプレミアは触ったことがあるが、Auditionは触ったことがない。だから、まず、Auditionの使い方から覚えなければならない。編集作業以外にも勉強する時間が加わることとなった。
さらに、学割といえども、無料ではない。

結局使いこなせず挫折した。

■気にし過ぎ?

もしかして、この雑音は、私の気にし過ぎなのではないか?とも思っている。
今まで、20話以上の音声を公開したが、私はどれも満足する音質のコンテンツを出せたことがない、と思っている。締め切りがあるため、妥協点を模索し出している。

「そんなに雑音気にならないよ」と優しい言葉をかけてくれたら、すごい喜ぶ。

と言いつつ、「音が汚いなんて正直に言う人なんていないだろう」と思ってしまうひねくれ者がこの私だ。これからもずっとこだわり続け、編集の地獄を彷徨うのだろう。

それもまた一興だ。

■話し方とリップノイズ

ちなみに、TOMOMIは高校生の時、演劇部だったらしい。TOMOMI情報だと、演劇の発声だとリップノイズが乗りやすいのだそう。口を閉じてから発生するときは口を大きく開く。これが演劇の発声方法らしい。
これは彼女のクセになってしまっているから、治らないとのことだ。

演劇もラジオも話す仕事という点は変わらないのに、話し方が違うのか。奥が深いなと感心する。

私は、ごもごも話すので、自分の声すらマイクにのらない。これはこれで悩ましい…。

智慧

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