コンセプト地獄2ndシーズン #20
以前の奮闘記にて、タイトルを決めるのが辛いという記事を書いた。
読者には、note陰口みたいに見えるかもしれないが、全部議論済みですので、大丈夫だと思う。
…大丈夫だよね!?
これから書く記事は全部話したことだよね?TOMOMIさん
「農家と食オタのあばトーク!」とタイトルこそ決まったのだが、実はその後に、まだ苦悩が続いていた。
「食」を入れたい!という強い要望
TOMOMIさんは、タイトルに「食」の文字をいれることを強く望んでいた。
・「食」を「職」にしたい。
・人に使われる人生をおくりたくない。
・美味しいは人を幸せにすることを伝えたい。
希望は、こんなところだろうか。
抽象的なので、私なりに解釈すると、
食に関わる職業に就きたい。しかし、企業に務めるのではなく、起業したい。そして、美味しいをものを売るような事業を行いたい。以上のような将来像があるから、それをPodcastでアピールしたい。
こんなところだろうか。
タイトルの由来おさらい
食品加工を楽しんでいる人を表現したい。ただ、栄養士でもなく、調理人でもないから、食のプロフェッショナルのような名前は避けたい。でも、食はアピールしたい。
大変悩んだ。
そして、数々のワードを考えた中、彼女を「食のオタク」と命名した。
さらに、「あばトーク!」という言葉をメインタイトルにし、「食」は接頭語のように使うことで、食が中心ではなくなった。そして、みんなに「#あばトーク」と呼んでもらうように呼びかければ解決だ。
しかし、メインタイトルの前には「食」を置いているので、食の存在感は出ているだろう。
そして、食を全面的に押し出すと、無農薬とか、オーガニックとか、そういう人に見られるから嫌だという御要望もあったので、「農」である私の名前を先に出した。そうすることで、ドロっぽさが出るだろう。
さらに!「地域色を出して先駆者になりたい」という要望と、「地域名を出したくない」、という矛盾した要望には、「あば」だけを採用する名案を採用した。
「あば」とつければ地元民には伝わる。そして、「あば」=網走 とピンとこない人へは、「暴れる」というのと、芥川龍之介の『あばばばば』を伝えれば解決だ。
そうして、「農家と食オタのあばトーク!」が完成した。
これは、TOMOMIさんの要望全てが詰まっている。
私の要望は?
ちなみにだが、私のタイトルの要望は無かった。なぜなら、私は研究者になりたいというのがPodcastを始めた目的だったので、研究者ルートを諦めた私にとって、もうタイトルへの執着はなかった。
ポスドクは脱出した。これでもう私のPodcastをやる目的は達成されたのだ。
パートとポスドクから脱出したい!のときの希望(2-7月)
無粋な話をして申し訳ないが、そもそも、Podcastは収益化ができない。Podcastはあくまでも宣伝だ。広告として利用し、何かのビジネスにつなげないと、彼女の言う「人に使われない職」=起業 とはならない。
だから、最初にPodcastへ取り組む上での、裏の目標作りを決めたのだ。
始めた当時の目標設定は、以前にもNoteに書いた。上記を参考にしてほしい。
「旦那さんといっしょに飲食店を開業したい!」と明言していた。その希望を応援したく、私は力強いBGMを選んだ。
しかし、Podcastを始めると、飲食店を開業したい話を一向にしない。なぜだ…。
疑問を残しつつ、私の方がポスドクという立場に限界を感じたため、「パーポスラジオ」はあっけなく終了した。
あばトーク!に変更後のCHIE
農学系博士の重圧
今までは「ポスドクから脱出したい」というコンセプトだったので、大学時代の愚痴を言えばよかった。過去を話すだけなので簡単だ。
しかし、今度からは農学系博士として話さなければならない。自分にプレッシャーをかけ、肩に力が入っていたと思う。
台本を練りに練った。音声だけでは解説できないから、動画にも挑戦した。
長尺になってしまう…
農学をしっかり解説するとなると、自然と長尺になってしまう。
大学の講義並みになる。その長尺動画を編集するとなると、気が重い。
時間をかければ視聴数が増えるかと言えばそうでもない。
それを分かっていながら、編集地獄を知っていながら、なぜか私は1時間以上話す。
バカだ。前の教訓をなにも学んでいない。
伸びたら次週にするといったものの…
あばトークに番組タイトルを変更後、1エピソードの時間は約30分にし、話が盛り上がって長引いたら、分割して翌週に回すと決めた。
しかし、実際にその場面になると、ダラダラと同じような話を2週間連続で世に出すのに気が引けた。だから、1週間に30分くらいの動画を2本出すということになった。
結局のところ、週1配信が週2回配信となっただけで、作業時間は増えるばかり。
なにが効率化だ。真逆を進んでいる。
いろいろ限界…
「あばトーク!」に変更後、動画にも挑戦したが、パソコンのスペックが追いつかない。はじめは、カット編集だけだからなんとかなるだろうと、高をくくっていた。
(動画に挑戦した他の理由はいつか記事にしたい。)
編集するたび、パソコンがヒューヒュー言っている。これはヤバい。
パソコンも限界だったが、私の編集時間も限界だった。民泊に保育園行事、家事に地域の活動、そこへ動画編集も組み込む。そういえば、論文の〆切もあった。
いろいろと限界だった。
あばトーク!に変更後のTOMOMIさん
TOMOMIさんは、飲食店を開業したいという思いがある。そして、飲食店開業が叶わなくとも、食に関わることがしたいと望んでいるだろうと私CHIEは理解していた。
「8月だから祭りの話をしたい!」
なるほど、祭りといえば、屋台だ。美味しい話が聞けそうだ。了承する。
収録をする。
TOMOMIさんは、青森県の大畑祭りの山車と神社の説明で2時間半話した。
食の話は一切出てこない。まぁ、こういう日もあるか。
「9月だから、手帳の話をしよう!」
手帳にレシピとか書いてあるのかな?まぁ、TOMOMI回なので、ご自由にどうぞ。と了承する。
収録をする。
食の話が一つも出ずに、1時間半の収録を終える。
「母だから、夏にカブトムシを飼った話をしたい!」
もういい加減にしてくれ!と私は、とうとう編集を放り投げた。
タイトルに「食」は絶対に外したくない!と言っていたのに、なぜ食の話をしないんだ!
前だってそうだ。パートから脱出したいはずなのに、なぜパート生活を謳歌している話をするのだ。
私はTOMOMIさんへ問い詰めLINEをした
…おっと、
これはいつかの記事へとっておこう。
明日は、あばトーク!に変更後に挑戦した、動画配信ついて書きたい。
智慧
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