ドラマ観てる:クイーンズ・ギャンビット

原題:The Queen's Gambit
配信元:Netflix
監督:スコット・フランク
出演:アニャ・テイラー=ジョイ / ビル・キャンプ他

話題のNetflixオリジナルドラマ クイーンズ・ギャンビット。

Twitterでは「なろう系異世界転生者みたいな感じで痛快に主人公がチェスで男を打ち負かすんだ！！」って感じのツイートがバズってた

とりあえず4話まで観たんですが、主人公のベスが薬物依存なのでフランクに精神安定剤を飲むし、チェス以外がずっと不安定だなという印象。

彼女にとって、チェスで世界が広がったけど、同時に、天才ゆえに彼女の世界はチェス盤の上で完結してしまっている。
社交と自分の中の世界がずっと噛み合わないので、薬物依存に陥っているんじゃないかなってなんとなく思う。

いや きっかけは孤児院で精神安定剤を飲まされてたせいなんですけど。

その上1950〜60年代という時代。女性蔑視が当たり前で、しかも女性の中でも「女の子は○○して当たり前」の時代。
性別によって好きなものを明確に区分けされてしまっていて、好きなものを好きだとある意味で言えない時代。

恐らく、ベスが王道なろう系主人公みたいに感じないのは、彼女の才能を受け入れる世間がきちんとできておらず、そのギャップを埋めるために薬物に依存をしているところがあるからなんだろうと思う。

孤児院を経たため彼女自身を偽るのは得意だし頭がいいからとにかく要領がいい。
ただ、孤児院時代から他者とコミュニケーションをとって友達をいっぱい作るタイプでもないからなおさら。

ベスの運のいいところは自分で才能を認めてくれる人を引き当てていること。
運の悪いところは自分に自主的に関わってくれる人が精神的に不安定にする人が多いところ。

あ〜〜綺麗に幸せにならないなあ！まあ！あんだけのストーリーやって結婚して子供産んでいわゆる「女の子の幸せ♡」エンドはあり得ないので、そもそもクイーンズ・ギャンビットのハッピーエンドがなんなのかわかってないんだけど。
続きも気になるのでちゃんと観るけど、頼むから豚箱エンドと自殺エンドだけは勘弁してくれよな……