アーユルヴェーダ的秋の過ごし方
9月半ばを過ぎていますが、まだまだ暑い!
少しでも過ごしやすくなればと願いを込めて、
秋(शरद् ऋतु)[śarad ṛtu]の過ごし方をご紹介。
お疲れ様!暑い夏を過ごした自分
2024年の夏は猛暑でした。気候の変化による天候が乱れで、例年になく体調不良を感じた方も多かったのではないでしょうか?
クーラー(冷たい風)にあたり過ぎ、逆に外では熱中症など、ヴァータ(वात)[vāta]「空と風のエネルギー」の乱れによる疲れがどっと秋に押し寄せることに。関節痛、頭痛、消化不良、、、etc.
ヴァータって何?と思った方はこちら
この秋は自分にやさしくしてあげよう
アーユルヴェーダ的な秋の過ごし方のポイントを紹介します。
1. 暖かく滋養のある食事を摂る(涼しくなったら)
秋は、乾燥し冷えやすい季節なので、消化に優しく、滋養のある温かい食事が推奨されます。
温かいスープや野菜カレー
オイルやギー(澄ましバター)
根菜類(サツマイモ、ニンジン、カボチャなど)
温かい穀物(キチュリ、オートミールなど)
調味料としては、生姜、クミン、シナモンなど、温める作用のあるスパイスが適しています。
2. 規則正しいライフスタイル
秋はヴァータが増加しやすい時期なので、規則正しい生活リズムが大切です。不規則な生活や睡眠不足は、ヴァータの乱れを引き起こしやすくなります。日常の活動を以下のように調整しましょう:
毎日決まった時間に起床・就寝する。
仕事や活動のスケジュールを一定に保ち、急な変化を避ける。
十分な休息と睡眠を取る。
3. オイルマッサージ(アビヤンガ)
乾燥した秋には、オイルマッサージ(アビヤンガ)が非常に効果的です。セサミオイル(太白ごま油)を使って、朝または入浴前に全身(時間がないときは頭、耳、足の裏の3ポイント)を優しくマッサージすることで、肌を保湿し、体と心をリラックスさせることができます。
4. ストレスを軽減し、リラックスを心がける
秋はお友達との交際や趣味の集まりなど行事が増える季節です。なるべくリラックスを心がけ、ストレスを減らすための瞑想や呼吸法(プラーナーヤーマ)の実践が、心を落ち着ける助けになります。
好きな音楽を聴いてくつろぐ。花やアロマを利用して心地よい香りに包まれるのも良いでしょう。
5. 暖かく保つ(涼しくなったら)
体を暖かく保つこと、風にさらされないことが秋のヴァータバランスを保つために重要です。
暖かい服装をする。スーパーの食品売り場など冷える場所には温度調節できる服装で出かけましょう。
温かい飲み物(ハーブティーや白湯)をこまめに摂る。
湯船に浸かってゆっくり体を温める。
6. 過度な運動は避ける
スポーツの秋に思いっきり動きたくなりますが、過度な運動はヴァータの乱れを助長するため、優しいヨーガやストレッチ、軽いウォーキングなど、無理のない運動が適しています。
2022年の秋の過ごし方記事も参考にしてくださいませ。
まとめ
暑い日が続いている今、夏の間にあがったピッタ(पित्त)がまだ影響を及ぼしてる可能性があります。
ご自分の状態をよく観察して、日々の生活に取り入れてみてくださいね。
そして本格的秋がやってきたら、
乾燥と冷たさから体と心を守ってまいりましょう。
10月29日(火)10:00〜
アーユルヴェーダの神様を祝うダンヴァンタリージャヤンティー❣️
ご参加希望の方はご連絡くださいませ。