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スパイスを上手に使って体調を整える。

春にはスパイス(マサーラーमसाला[masālā])多めで!

春(ヴァサンタ वसन्त[ vasanta])はカパドーシャ(कफ दोष[kapha doṣa])が増大する季節です。

お料理にスパイスを利用して、消化促進、 解毒、 血液循環、排泄機能、を整えドーシャ(दोष[doṣa])のバランスましょう。胡椒などピリッとしたスパイスがおすすめです。

トリカトゥ チュールナ (त्रिकटु चूर्ण[trikaṭu cūrṇa])

3つの辛いものという意味のトリカトゥ チュールナは、長胡椒、黒胡椒、ドライジンジャーを等量混ぜて作ります。V↓ P↑ K↓

長胡椒(ヒハツ 奥)、黒胡椒(手前左)、生姜(ドライ)全てパウダーを同量混ぜます。

摂取方法
お白湯に入れて飲みます。その他、お好みでバターミルクやお料理に入れても良いです。少~し癖があるので少量で試してみてからにしましょう。
1日の摂取量:125mg~500mg 1日2回まで
※過剰に摂ると酸味や胸焼けを引き起こす可能性があります。
※妊娠中、胃酸過多、出血疾患、嘔吐の場合は、摂取を中止してください。
※具合が悪くなるようだったら使用を中止します。

効能
消化促進、肝機能改善、炎症性疾患、関節リウマチの改善、抗菌作用、蠕虫作用、全体的な消化器の健康を高め、食欲を刺激し、鼓腸、胃のガス形成、げっぷを和らげます。コレステロールの低下による心臓病予防、痛風、関節のこわばり、圧痛、倦怠感を軽減します。喘息、副鼻腔炎、咳の管理に役立ちます。解熱作用、熱の治療に役立つと言われています。


春はカパの養生を

カパは冷・油・重・安定・粘性といった性質があり、これらと反対の性質の生活を心がけるとよいでしょう。具体的には、軽さや動き、温かさ、乾燥さを取り入れ、重さを軽くし、冷たさを温かく、ゆっくりを快活に、ねっとりをさっぱりと変化させて整えていくとよいでしょう。

おすすめ:10のカパ養生法

①ゆっくりとからだを動かし始める。
②ゆっくりと新しいことにチャレンジする。
③サイクリングやジョギングなど、体の熱を高めてくれる運動を毎日行う。
 呼吸法やヨーガをする際は、あたたかいところで行います。
④朝6時までに起床する。余裕があれば散歩をする。
⑤毎朝起きたら、白湯を飲む。
⑥食前にショウガ(岩塩とレモン漬け)を食べて消化力をUPします。
⑦食事は軽めに、胃の中の1/2を固形物、1/4を水分、1/4は空けておきます。
⑧消化促進のためにクミンティーを飲む。
 軽く炒ったクミンシードを煎じてお茶にします。
⑨寝る前にトリパラを摂る。小さじ1を20~30mlのお白湯で飲みます。
⑩カパの時間帯18~22時まで(よい時間)に眠りにつく。

早寝、早起き、ゆっくりと活動的に過ごしましょう。

頑張りすぎず、何事も楽しんでお過ごしください。

※トリカトゥチュールナ参考サイト


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