ミノア文明聖地・ギリシア正教聖地 #MountJuktas #MasterChristChurch ヨーロッパ放浪記(5)

彼女は、イラクリオンの市街地からその山を見せてくれた。ひとの顔に見える。
舗装されていないガタガタ道を運転して、そのιούχτας – Giouchtas(MountJuktas)の山頂に連れて行ってくれた。
白い岩山の狭い山頂に、白い教会MasterChristChurchがあった。今は、Greek Orthodox chapel:ギリシア正教の教会だけど、此処はMinoan civilization:ミノア時代からのimportant peak sanctuary:聖地だった。3000-4000年続く聖地!
山頂からは、未だ雪のある険しい山々が遠くに見渡せる。夕方の光は、低い雲霞の向こうに白い山々を一層神々しく見せてくれる。360°の視界はクレタを見渡した気分になる。
異様に静かに興奮した。雪山好き、教会好きにとってはたまらない!クレタ島に、こんな雪山が幾つもあることに驚いた!この景色は予想外だった!
教会の中は狭いが、今でも現役で信仰されていることが分かる。聖職者用の部屋がある。蝋燭立てや、聖具が古い机や引き出しの中に置いてある。
お祭りの日には、麓から信仰深いひとたちが上がって来るという。その様子がリアルに目に浮かぶ。
薄暗い信仰空間でイコンを前にすると自然に手を合わせている自分がいる。宗教の違い、宗派の違いとかどうでもいい。此処に、此処で、手を合わせているひとたちのこころの総体に、そのこころの総体が向かうところにつながるべく最大の敬意を表して手を合わせているのだから。
外に出ると、赤く染まった夕空を鳥が悠々と舞っている。鷹か鳶のような鳥。Kukya Ke Aginahleと発音する鳥とのこと。鳥に嫉妬した・・。
今回の旅で最大に意味深い、印象深い場所が此処ιούχταςである。
AKIさん、ありがとう。


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