古代ギリシアフェチにおすすめ: ロードス島リンドスのアクロポリス (ギリシア)・・ヨーロッパ放浪記(34)
ロードス島は、クレタ島の東側、トルコのアナトリア近く(約18km)のエーゲ海に位置していて、ギリシアで4番目に大きな島とのこと。
その地理的位置、古代から港湾都市として栄えていたことから分かるように、古代ギリシア文明の原点かと思います。
アテネのアクロポリスのルーツで、20世紀初め、デンマークの研究機関が発掘したとのこと。アテネよりも良好に保存・復元されています。遺跡も程良い整備状態で、観光地らしさが少ない点も、とてもいいです。と言うか、アテネ同様に、未だに発掘途中で、ギリシアの「宮大工」の修復作業現場と隣り合わせで、建築フェチにもおすすめです。
スミス山の山頂まで少し歩いて登らないといけないのですが、エーゲ海を眺めながらの山道はとても気分がいいです。今も残るリンドスの街並みは白い家々です。登り初めに、サントリーニ島のような街並みを体験できます。
天気予報で大荒れだったので、心配しましたが、リンドスにいる間は、むしろ快晴で、静かなエーゲ海を堪能しました。リンドスから帰る途中で、嵐状態になりました。
アテネと違って、エーゲ海に周囲を取り囲まれた離島の小高い山の上にある遺跡は、自然との一体感があり、古代ギリシアの原風景ここにありといった感があります。古代アテネの原点かと思います。
古代ギリシア文明の原点は、クレタから東のロードス、そして、トルコ、エジプト~ペルシアの古代オリエントとつながる大きな流れがあることを体感した思いです。古代ギリシアフェチにはたまらない遺跡です。
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