イラクリオンの朝市・・ヨーロッパ放浪記(8)
朝市: Street Farmers' MarketのことをAkiさんから聞いて、翌日出掛けた。
農家の野菜・果物直売だけでなく、卵、チーズ、肉、パン、衣料品からDIYグッズにいたるまで、なんでもある。たくさんのひとで、ごった返していた。
いちばんのメリットは、安い!こと。近所のひとたちが、カートにたくさん買って帰っていた。大きなスーパーマーケットもあるが、価格では適わない。安さもさることながら、農家直売だから新鮮!朝採れトマト、野菜・果物の品質は最高!こんな朝市が日本にもあればいいのにと思った。
修道院の修道士さんたちも何人も見かけた。黒い服がカッコイイ。スーパーマーケットで見かけたことはない。修道士とはいえ、否、だからこそ「食」はとても大事。常連のようで、農家さんたちと笑顔で雑談しながら買い物しているのが印象的だった。農家さんも、大盤振る舞いしている様子だった。いいな。こういう、信頼関係。
修道士さんにとっても、いい気晴らしになっているのかもしれない。厳格・神聖なイメージだった修道院をとても身近に感じた。
ギリシア人同士は日常的にギリシア語で話しているけど、農家さんも英語が通じるのはとても助かる。日本との違いに驚く。何が違うのだろう?!
帰り道、水を買いに寄った小さな雑貨店の前で、遠くに白い山脈が見えた。冬の長野の風景を想起した。