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まず知ることから始めたい・・パレスチナ・石破総理

1.解決策・・
2.知った上で自分に何ができるのか・・
3.「手遅れ」以前・・
4.理解したい

1. 解決策・・

地元の産廃問題の市民団体の会議に参加した時のことです。その会議は、某野党の影響が強いメンバーでした。問題の産廃地区に、放射性廃棄物が投棄・埋設されているので、知り合いが書いた電力・原発・自然エネルギ問題に関する本を紹介しました。
自他共に認める某野党の党員で、市会議員でもある(当時)Mさん曰く「この本は、どんな解決策を提案してるの?」・・私「解決策を提案する本ではなく、意図的に隠され続けている事実を知りたいひとのために書かれた本です。」・・Mさん「えー!解決策を提案してないんだったら役に立たないじゃない!」と言われたことがありました。
解決策がないと役に立たない?
解決策がないと本を出版してはいけないの??
某野党党派も、たくさんプロパガンダ本を出しているけど、みんな解決策を提案しているの?
だとしても、どんな成果が達成されたの?
解決策を提案しても成果が達成されないのなら役に立たないじゃない!
某野党党派は、現在起きているパレスチナ・イスラエル・レバノン・イラン戦争の解決策を出しているの?
どんな解決策を出しているの/出そうとしているの?
それによって、どんな成果が達成された/されると言うの?
一刻も早く成果を達成して、パレスチナのこどもたちが殺されないようにして!

2.知った上で自分に何ができるのか・・

数年前、放送大学の高橋和夫さんが、中東問題を紹介する一連の授業の後、「これを聞いているみなさんは、中東で起こっていることを知った上で、自分に何ができるのか、是非考えてみてください。」という言葉で授業を締めくくられました。
最近の高橋さんは、達観されたのか、あの時の気迫は感じられないようになった気がするのは私だけでしょうか(批判しているのではなく、よく分かります)。つい最近、とうとうイランがイスラエルに反撃した時には、「激しく流れる情勢に流されないように心がける日々・・」とのこと。

先ず、関心を持つこと・・
先ず、知ること・・

確かに、そうでしょう。

その上で、何が自分にできるのか?

しかし、関心を充分に持って、充分に知っても、否、十二分に知れば知る程、何もできない自分に気付かされるばかりで、虚しくなってしまいます。今は、そんな状況なのではないでしょうか!?そんな類いの問題も現実にあるじゃないですか!?

3.「手遅れ」以前・・

ずっと昔、80年代、チェルノブイリ前後頃、反原発運動が未だ元気だった時代、「まだ間に合うのなら」というタイトルの反原発の本がありました。その後、「まだ間に合うから」というパロディカルなタイトルの本だったか、パンフだったかがありました。それからずっと後、『もう遅い』『もう手遅れ』という段階なのでしょうか。

そして今・・・「達観」するしか、しようがないじゃないですか!?凡人の私には、諦めるしかしようがないじゃないですか!?「情勢に流されないように心がける」しか為す術がないじゃないですか!?「賽は振られた」のですから。

少なくとも、「手遅れ」以前の、判断停止状態で「お花畑」にいるのだけは避けたいものです。

4.理解したい

その上で、少なくとも私は、理解したいです。イスラエルの大義名分・ロジックも、パレスチナの現実も、何故パレスチナのこどもたちを殺さなければならないのかイスラエルの大義名分・ロジックも、世界の二極対立の地政学的なパワーポリティックスも、米中対立も・・・。日本の立ち位置も。石破新総理のロジックも。

その上で、「達観」には遙か遠い私、諦めるしかしようがない私ですが、私も、「激しく流れる情勢に流されないように心がける」ことだけは肝に銘じたい今日この頃です。
写真は、キプロス、パフォスで撮りました。

4.Oct.24


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