平和の中のきな臭さ: Peace and War in Rethimno(Crete)・・ヨーロッパ放浪記(16)

レシムノンの中心に市民公園がある。木陰のベンチに座って、のんびりひなたぼっこした。こどもたちが遊んでいる。介護者と一緒にリハビリしているひと。家族連れ。カフェでくつろぐひとたち。ボール遊び、風船、シャボン玉・・こどもたちのはしゃぐ声・・平和な気分に浸った。
歩いてオールドタウンを通ってヴェネツィア時代の要塞Castro Fortezza(Φορτέτζα)に行った。途中エーゲ海の湾の向こうに真っ白い山が見えた!

レシムノンからの白い山

冬の間閉まっていたCastro Fortezzaのオープン初日だったので、たくさんのひとが来ていた。広いので、ストレスになる程ではなかった。
ヴェネツィアンハーバー沿いのレストランでまったりとランチ&カフェしていたら突然天をつんざくような爆音/雷鳴らしきものが聞こえた。地響きがするようなドーンという音である。生まれて初めての体験である。みんな一瞬驚いていたが、しばらくすると日常が戻った。
帰ってから、RethimnoのオーナーDさんに「凄い音がしたでしょ!トルコのせい!」と言われた。
ギリシアというか米欧とトルコは緊張状態にあり、クレタには米軍基地もある。あの音の正体は私には分からないけど、米軍のF-35(ジェット機)由来かもとも思う。なんらかの訓練なのかもしれない。超音速に関係する物理現象かとも思うが・・。
平和なレシムノンにまったりしていた私の目を醒ました。ヨーロッパの現実を突き付けられた。しっかり見なくては!

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