見出し画像

Multipotentialite は本当にいいのか?!

 鎌倉の宮大工に1-2年間張り付いて、モノクロ写真を撮ってました。

 宮大工というとカッコイイけど、時には、明治・大正・昭和初期の重要文化財建築物の修復では、ホコリだらけの床下に潜って土台を修正・補強する作業もあり、一緒に床下に潜って撮ったこともありました。

 作業を近くで撮っていたら、棟梁が「やってみるか」と言ってくれました。鉋を「お試し」したら、あんまり気持ちいいので、ハマってしまいました。棟梁に指示された鉋・蚤・砥石を宮大工御用達の専門店でゲットして、カメラマンが大工修行を始めました。

 別の宮大工のお爺さんから、開墾作業・エンジンチェンソー・小屋掛けを習って、杉・檜・竹・雑木を数100本(竹以外)倒したでしょうか。小さな小屋も数棟建てました。

 そんな経験もあってか、自宅兼カフェ&ギャラリー兼写真暗室、藍染め・草木染め・手織り作業場・温室・畑(ユンボを使って自分で造りました)・大工資材置き場兼作業場と、翻訳作業室をハーフ/セルフビルドで建築しました。

 昨年、何を血迷ったのか、徹底的な捨棄(あるいは断捨離)をして、荷物を完全に整理して、空き屋にしました。今、販売中なのですが、あまりにも個性的過ぎて・・。苦労してます(T-T)

 伝統工法で、厘単位、ミリ単位レベルの精度で建築したのはいいですが・・。

 自分で自分のために自分が好きなように、なんでもやってしまう・・・それはいいことなのでしょうが・・・/いいことなのでしょうか?

Multipotentialite ・・確かに、いいことだ、とずっと確信してました。

正直言って、今でも、いいのか、よくないのか、自分で分かりません。

 まぁ、窮極のミニマリスト、ホームレス(広義)という生活形態を選んだのも、Multipotentialite という生き方の延長なのでしょうから、否定的に言う資格はありませんが。

 まぁ、楽しいんだから、いいんじゃねぇの!

24.Jan.25 あまりにもあいまいな-レジリエンシー

いいなと思ったら応援しよう!