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言語、記憶、脳・・せっかくオンライン英会話やるなら

一時滞在の日本では、英語を話す機会がないので、オンライン英会話を再開しました。
予習やってる時間はないので、フリートークや、カジュアルトーク、コラムディスカッションをやってます。
英会話が目的なので、話す内容はなんでもいいのですが、せっかくやるなら、自分の関心事・テーマに近い内容がいいかと思います。

最近ハマっているのは:
・"Elon Musk Demonstrates Technology Linking Computer to Brain"
・"We Learn Language in Pre-Human Area of Brain"
この2つのテーマです。

同じテーマで、違う先生、しかも、最高評価の20歳そこそこの若者たちを指定しています。

今日は、後者のテーマにフォーカスします。

"Michael T. Ullman" マイケル・T・ウルマン(1962-)というUSAの神経科学者(言語、記憶、脳)の論文です。

若い先生も、躓く個所なのですが:
1. 「"the human brain lacks a special area or system for generating language" 人間の脳には言語を生成するための特別な領域またはシステムが欠けている」
2. 「"we have simply reused parts of our brain for language over time" 単に脳の一部を言語に再利用してきただけ」
3. 「"those parts are ancient – possibly even older than humans" それらの部分は古代のものであり、人間よりも古い可能性がある」
4. 「"These mechanisms exist in non-human animals as well" これらのメカニズムは人間以外の動物にも存在する」
・・とても興味深い研究です!

若い先生たちは英語の教師なので、当然「言語」に関心持っておられる方も多く、とても有意義なレッスン(ディスカッション)になります。

未だ現在進行形で続いているのですが、今の段階で思うことを書きます。

確かに、人間の「言語」は現在とても発達していて、人間の専有物の観がありますが、実際には、さほど「言語の基本/原理」については、解明できていないのではないでしょうか。
確かに、脳科学としては、「ブローカ中枢」「ウェルニッケ中枢」「弓状束」といった言語中枢の部位は分かっているのでしょうが、そもそも言語の自己発生の基本原理については、まったくと言っていい程、分かっていないのではないでしょうか。

そのレベルの言語の発生原理は、人間専有ではなく、もっと、人類発生以前にまで遡る程プリミティブなものではないでしょうか。

Michael T. Ullman の他の論文たちを読んでいる時間はないのですが、言語の原理は、もっとHolistic なものであるのではないかと思います。

つまり、これまでの分析的な脳科学ではなく、もっと違った発想の転換・パラダイムシフトが必要なのだと思います。脳の、人間の「自律性」発生の根拠は、そういった類いのHolistic な何かなのだと思います。
このテーマを考えることは、AIを考えることでもあるのではないでしょうか。

25.Dec.24      あまりにもあいまいな-レジリエンシー



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