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ヨーロッパに暮らす

智くんへ
ヨーロッパに来て、4カ月あまり過ぎました!
帰りたいとは全く思わないけど、予想していた問題やら状況やらが急に押し寄せて来て、『現実』に根本を揺さぶられてます。
海外にいるということは、「日本」を、距離を置いて見れるということであり、ひいては、自分自身も、客観視し易いということなのでしょうか。特に、クレタ大学の「試練」は、いまだに私を揺さぶり続けてます。
しかし、よく考えたら、ヨーロッパに暮らすということも、古典ギリシャ語、現代ギリシャ語、ドイツ語、英語も、二次的なことであり、いちばんの目的である「自己自身の客観視(rDzogs-chen Vipassana)」「『存在』の問題の探究」のための道具建てに過ぎないのです。つい、目先の困難さに眼を奪われてしまい、肝心の「目的地」を見失いがちになりますが、こんな時こそ、原点に戻らないと、と思います。

そんなこんなで、睡眠障害に陥ってます。が、原点に戻ってみると、それ自体は決してネガティブなことではないのでしょう。そのことをも、しっかり「客観視」すれば、冷静に許容し、受け流す余裕が生まれます。
智くんが教えてくれたrDzogs-chen Vipassana Meditationの具体的な成果なのでしょう。
26.Aug.24 Paphos/Cyprus

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