#TKYPP
まず言っておくけど、わたしは田舎者です。博多に行くのに結構時間かかる。でもタワレコの開店に合わせて家を出たさ!でも30分寝坊した。
2019/12/27の福岡はなかなか寒かった。寒いとわたしはいくらでも寝る。
バスで割り込むクソババアを押しのけて、心の余裕ギリギリの中エスカレーターを7回して、タワレコでア行を探すけどアーバンギャルドそのものがない。その後行った天神にはあったけどね。
福岡って、クソだなあと思う。博多の店員は流行ってるレーベルとか把握してないし、言うてわたしもP-VINEしか知らないけど、ほんとうに音楽好きなのかなあ、と思う。映画館5つくらいあるけど、ミニシアターは、中州大洋とかウインチェスターハウスを一人で観たくらいだから、興味ないんだろうな。働くばっかで。
朝一番って訳でもないけど、頑張って起きたのにまだ入荷してなかった。昼には来ます、と言われたけどそんなざっくりした言葉だとわたしが不審者を発揮してしまうよ。そのあとKITTEのHMVに行って検索かけたり在庫確認してもらったけどまだ入荷しておらず、その上予約もせず後にしてしまったことが申し訳なかった。
昼は2時を指すことにしよう、と思った。その時タイムラインで大好きな友達がたまたまドトールにいると呟いたのでドトールに行った。5ちゃんねるではしゃいでる、と言うと5ちゃんねるはやめてくれと言われる。
ドトールに着く寸前に、スポティファイですでにプレリリースされているのを知る。テクノは実は好きじゃないので、何回か飛ばして聴く。やっぱり、初見はYunomiさんの「ワンピース心中」がダントツに心地いい。
ドトールで暇を適度に潰し、2時を目指してタワレコへ戻る。ラインに連絡がきていて、夜に本当はブログ用にアルバムの感想の文章を練るつもりだったけど、別の友人に会うことにした。
そわそわして、本当はお金ないくせに現時点で3回地下鉄に乗ってしまう。バスなら定期があるのに。地下鉄内で「アンドロイド輪舞曲」を聴いて、歌詞をみて、ひでえ曲だな~と思う。よこたんの、を、偽物だなんて。いくら下手でも、わたしが歌詞を書き換えてやりたいと思った。この思いを、誰かに言いたくて、でもわたしの知り合いだーれもアーバンギャルドに興味ないので、ずっと我慢していた。
2時に博多タワレコに着く。検索したのち「まだ在庫がないです」と言われ、しかたないね~と思い、予約票にサインをしようとしたら後ろからしっかりしてそうな女の人が「ちょっと待ってくださいね。裏にあるかもしれない」と言って下さり、結果あった。「ありがとうございます」と言うと、すごくほっとしていた。レジを打ったお兄さんが「お待たせいたしました」と言うので「ほんとうにありがとうございました」と言うと「またお越しください」と言われた。音楽に疎くても、全然かまわないと思った。
友人を待っている間、海に行って「いきすぎた友達」を歌った。なんか、やりきれなくて。ムードがかなしかった。もうアーバンギャルドは応援しないと思った。そんぐらいアンドロイド輪舞曲が悲しすぎた。
あんまりにも寒すぎて屋内に入ると、天馬さんが「今ならアマゾンのレビュー書いたら一番乗りだよ~」とツイートしていたので「それなら書くかあ……」と思い、文章を練る。そこで、まあ文章をひねりだしていく内に、わたしはたった今、TOKYOPOPの何をわかっているんだろう、とすごく思った。「完成してしまった」という実感と「何にもわかっていない」という実感は、同義だったりするんじゃないか。根拠はない。ただの偶然隣り合ったワードを結び付けているだけ。
今日わからなかったのなら、いつかわかる。そう思うと、涙も血も流さなくていいなあと思う。涙や血をながすと、昨日今日しか肯定できなくないですか。それはカタルシスなんで。
その未来の延長線に「東京爆発、その後」があるのだけれど、まったく意味が解らない。意味だけの世界。以前わたしは、無意味は余地だし未来とのたまっていたが、文字で埋まり尽くした世界は完成するのだろうか。それは、SFっぽいの、だ。好きなやつだ。
夜、また友達に5ちゃんねるではしゃいでいると打ち明けると、心配の末やめろと言われた。この友達にも知ってもらいたいんだけどな。アーバンギャルドを。東京にいる、孤独で善良な市民を。