大学のオンライン授業化、ADHD大学生はサポートなしでやっていけるのか?
これはADD(不注意)がメインのうちの息子に対しての心配ごとなので、もちろん全員というわけではない。まずは、問題の大学生は登校しなくていいということで徹底的に1限の授業をとっているもよう。ひょっとしたら、1限出てから寝るという作戦もたてているのかもしれない(これは、睡眠障害で昼夜逆転しやすいADHDにとってはラッキーなことなのかもしれない)が、おそらく何にも考えてないと思われる。まあ、それよりも、何よりも……。
一番心配なのは、大学のオンライン化によって、多くの大学が一つ一つ授業で使われるプラットフォームが時間ごとに異なるということ。これ、授業する側の自分も大変なのだけど、Zoomで言えばミーティングIDやパスワードなどのスケジューリングや大事な情報の管理の作業。ものすごく気を使っているが、授業間際になって慌てて送ることになるというポカもある。定型発達でさえ頭パンク状態である。
では、大量に授業がらみのリンクやパスワードが送られてくる、しかもほとんどメールなど使わないADHD学生にこの管理ができるのだろうか?
これは、なんとか自動化してカレンダーと紐付けしてアラームを鳴らしてということがきっとできるはず。きっとできるはずだが、その前に今使っているカレンダーはicalでリマインダーもappleのやつだが、大学はgoogle classroom使うからgoogleカレンダーの方がよくね?あとgmailも使ってね。それから、2時間めの授業はslackとzoom使うからね。3時間目はteam、4時間目はslidoも使うよ。よろしく!みたいな離れ業がうちのADD息子にできるとは思えない。ただの課題スケジューリングだけでもヒーヒーいっているのに、難易度が高すぎる……。
しかも、友達から情報を仕入れる方法もオンラインとなると、完全に情報過多で後から困ったことになるのが目に見えている。え、そんなメール見てない。知らない。となるに違いない。
まあ、きっと彼は小学生以来のスゴ技で、月曜1時間目〇〇さん、2時間目△△君と助けてもらえる人物名で乗り越えると思われるが、それほど要領がよくないタイプのADHD学生のことも心配である。
ふだんノートテイキングとかのサポート受けている子なんかはどうなるんだろうな?ボランティア学生がマスクつけて家にきてくれるとは思えないし……。
あんまり、無理してこのカオスの状態のときに授業受けなくてもいいのかもと、つくづく思う。