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【オススメ『傾聴』述2選】

組織で働いていると『傾聴』の必要性に出会うことがありませんか。
最近は、社内外の相談窓口が設置されるようになりましたし、メンタルヘルス不調の問題も広く認知されるようになっています。

その他、
● 人事として従業員対応を行う
● 部下の面談を行う
などなど、人と向き合うことは茶飯事。

傾聴とはなんぞやという教本がたくさん出回っていますが、内容が細かくて理解が難しいものである印象があったので…

今回は、人事や部下を持つ人などが今日からできる『傾聴述2選』を持ってきました。

わかりやすく解説していきます(・ω・)/




傾聴とは

厚生労働省では、こんな風に解説しています。

「積極的傾聴」は、米国の心理学者カール・ロジャーズによって提唱されました。
聴く側の3要素として「共感的理解」、「無条件の肯定的関心」、「自己一致」をあげました。
厚生労働省「こころの耳」

要するに、傾聴とは「話を聞くこと」なのですが、傾聴するために設けられた場所で、目的をもって相手の話を聞く試みのことですので日常会話とは異なります。


なぜ傾聴するのか

傾聴することが、課題解決の糸口になるからだと思います。

相談者だけではなく、人であればだれでも『ニーズ』を持っています。
「こうしてもらいたい」「ああなりたい」などの要求です。

相手のそれを把握することで、そのあとに何をして、どのような選択を取れば良いのかが推測できます。

人は言葉を持った動物ですので「ニーズ」も言葉に乗せなければ人に伝わりません。
傾聴を行い、相手のニーズを言葉に乗せて引き出すんですね。



生まれながらに
傾聴できる人はいない説

ワタシの勝手な説です笑
人は、生来的に「傾聴」している人はいないと思います。
傾聴って、自然の摂理から外れた、不自然な取り組みなんですね。

だからこそコツを知ることが必要ですし、なにより練習が欠かせません。
医師や看護師、ソーシャルワーカーなど、多くの医療関係者がこの練習機会に恵まれず、傾聴できていないということも珍しくないと思います。



厳選した傾聴術紹介

ということで、すぐに実践できる「傾聴述2選」をご紹介します^^

この他にも、もちろんたくさんのポイントがありますが、メンタルヘルスの専門職でもない限り理解には多大なパワーが必要だと思いますので、厳選2種にまとめました。

傾聴述2選その①
話が終わるまでさえぎらない

これ、誰もができていないことです。
上でも述べた通り、生来的に「傾聴」できる人はいません(というワタシの説w)

どういうことかと言うと、相手の語りに「。」がつくまで話を聞いて待つことが乏しいということ。

例えば、こんな会話例。

部下「システムの●●がわからなくて。●●の中に□□があって、その××という機序が…」

上司「ああ、その先に◆◆があるから、それを操作して。」

部下の話は「。」で終わっていませんよね。
話の終結まで聞けなければ、
「機序がわかるけどうまくいかないんです。」と、答えるのか、
「機序がわからないので教えてください。」
と、答えるのか、
相手の「ニーズ」がわからないはずです。

ただ、日常会話はこれでイイんです。
なぜなら、ある程度話の軸は共有できているから。
上の例では業務の話という共通認識がありますから、多少の齟齬があっても訂正も理解も容易です。


「傾聴できない人、いるよね~」ではなく、自分が「できていない人」だと思いながら、相手の話に「。」が付くまで待つことがオススメです^^



傾聴述2選その②
相手の話を知りたいと心から思う

相手の話に興味を持つとも言い換えることができるでしょうか。
何事もそうだと思いますが、興味を持つとじっくりと対象に向き合いますし、対象がどのような魅力を持っているのか想像するようになります。


例えば、こんな例。

ワタシの友人に戦隊物好きの人がいます(大人です笑)
対象となる変身ベルトとの関係性が実に深い。

興味があるからこそ、対象がどのようなアイテムなのか、どのように作られたのか、どうやって扱えば良いかなど、その人は想像を膨らませるんです。

深掘りはしませんが、傾聴には想像力が強い味方になります。
そのためにも、まずは相手の話を知りたいと思うことが吉です^^



メンタルヘルス不調や部下等、人の話を聴くことに困っている際はお試しくださいませ(^。^)


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