【あれダメこれダメ時代】
ネットを眺めていると、お腹いっぱいになりませんか。
会社でセミナーを受け続けていると、窮屈に感じませんか。
それは、現代は“覚えること”が急速に増えているからかも…と、思うんですね。
なんか疲れる現代。
その理由を考えてみました。
“人間”の
振り分けが進んでる?
その昔は「ひとりの人」として、ちょっと変わり種なだけだと思われていた人たちが、いまは“ラベリング”されるようになっています。
例えば、発達障害はわかりやすいかも。
ひところは「誰とも触れ合わない不思議な子・人」とか「そわそわと忙しない子・人」など思われながら、「まあ変わっちゃいるけど一緒にやっていく」という感覚で共存していたと思います。
昨今は、その分類が進みました。
発達障害者支援法が施行されたのが2005年ですから、その頃から急速に大衆への認知も広まったはず。
皆の知るところとなると、自ら医療機関で相談したり、人から指摘されて気付いたりすることが増えます。「大勢多数と違う人」の振り分けが進むということです。
気づきが進むと、次はその気づきへの対処が求められますよね。
「こういう言葉に注意しましょうね」「こう接しましょう」などの“知識”が広まります。それが、現代。
昔は「変わってるけど、そういうコだと思ってなんとなく一緒に過ごす」だったものが、昨今は「変わっているあのコには、こうして、ああして、そうしなければならない」という知識に基づく対処が求められているということ。
“覚えること”が増えてますよね。
人間の“スキル”の
振り分けが進んでる?
アサーティブな言葉とか、アンガーマネジメントという言葉を聞いたことはありませんか。
いずれも、人と接する中で不可欠なスキルですので、方々でセミナーなどが行われています。
これも、ようするにその昔は「人を傷つけない言い方が大切よ」「人に嫌な思いをさせないように振る舞いなさい」という躾のようなことで体得していたことを、“知識”として頭で吸収する時代になった印なのかもしれない…と、思うのです。
現代は、
こんな流れが出来上がっているのかなぁ…なんて、思うんですね。
情報化社会で加速
インターネットやSNSにより、誰もが“拡散”が得意になりました。
その波も手伝い、前述のような“知識”の普及が加速度的に進み、今の人たちは覚えることの山に埋もれるようになったのかもしれない。
企業ではより良い職場環境が求められるようになり、セミナーや社員教育や十分に行われないと評判の一つも上がらないかもしれない。
ちょっと疲れちゃいますよね。
許容量を超えた何かが求めらることが多くなったのではないかと思います。
そんな負荷を軽くするためには、まずは自分のできるところからやってみるのがオススメ。
あれもこれも一気には難しいもの。
できるところから、可能な限り進める姿勢が大切だと思うのです。
無理せず取り組むことが大切なのでした。
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