【新型うつや社会的うつを考察してみます】
新型うつや社会的うつって、
うつ病と言いつつ仕事以外は活動的だし、
寝てばかりいるし、
単なるわがままに見えて「この人は本当にうつ病なの?」と、思わず疑ってしまいませんか。
でも、これ、れっきとした「うつ病」の一種なんです。
今回は、以前のnoteをもう少し掘り下げて、最近のうつ病を考えてみます。
うつ病の種類
うつ病は、一つの「型」に収めることができないんです。
リンゴで例えると「ふじ」「ジョナゴールド」「王林」などがあるように、うつ病にも種類があります。
一例を挙げると、こんな感じ↓
<うつ病の種類の例>
● 不安を強めるうつ病
● 非定型の特徴があるうつ病
● 産前産後に発症するうつ病
● 季節型の特徴があるうつ病
など。
新型うつや社会的うつは、「非定型の特徴」にあてはまります。
非定型の特徴って、なんなん?
おおむね、こんな特徴があります。
● 楽しい出来事や、その予定があると気分が明るくなる
● 体重や食欲が増加する
● 過眠になる
● 否定されると過剰に落ち込む
など。
このイメージ、新しいうつ病に当てはまりますよね。
従来のうつ病に比べると力強いし、自己中心的な印象を持つと思います。
気持ちのアンバランスさは他のメンタルヘルス不調と同じ
常に平常を保つことができない
食欲のコントロールができない
こんなふうに、自己制御に苦しむ点は不調の現れです。
自分の意思や気まぐれで起こったものではないので、「ワガママ」というよりはやはり「不調」なのだと思います。
治療の過程では、お薬を用いたり、自分の考え方を工夫する術を学んだりすることを試みます。
人の協力があるととても心強いものですので、周囲も少しずつ理解を深めることができるとうれしいですね。
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