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【子どもに関わる新しい資格?】

新しい「ソーシャルワーカー」の資格ができるのだとか。



ソーシャルワーカーとは

日本ではとんと無名ですが、知っていて必ず損は無い人たちです。
なぜなら、人生の転機に大いに関わってくる資格だから。

例えば、私たちはだれでも年寄りになります。
後期高齢者になります。
たとえ、介護のお世話にならずとも、高齢であれば何かしら『地域包括支援センター』には関わります。
そこにいるのが「ソーシャルワーカー」。
この場合は、社会福祉士という人たち。

例えば、交通事故に遭い、脳に打撃を受けてしまった。
そのあとから覚えが悪くなり、人も変わったようになってしまった。
このようなときに関わるのが「ソーシャルワーカー」。
この場合は、精神保健福祉士でしょうか。

日本には、2つのソーシャルワーカー(国家資格)があります。
ソーシャルワーカーが枝分かれしているのは日本だけなのようで。
他国の人に聞いてみたところ、ソーシャルワーカーはよく認知していましたが、社会福祉士と精神保健福祉士の違いはピンと来ておらず。

閑話休題。

聴き馴染みのあるところだと「スクールソーシャルワーカー」があるかもしれません。
これは、スクールソーシャルワーカーという国家資格があるのではなく、ソーシャルワーカーを持った人が採用されてスクールソーシャルワーカーと名乗るに至ります。


こども家庭ソーシャルワーカー

新設される、子どものためのソーシャルワーカーです。
資格取得の条件は次のとおり。

●児童養護施設で実際に相談援助の経験がある

●少なくとも100時間の講義や実習などを受ける

精神保健福祉士や社会福祉士は国家資格ですが、こども家庭ソーシャルワーカーは現場力を重視したものであるようです。
民間資格のくくりなのでしょうか…?

ねらいは児童虐待への介入にあるとのこと。
児童虐待の対応は、対応する者の機転だとか、知識、度胸、経験値などなど多くの資質を必要とするシゴトだと思います。

資格を設けると、そういう必要な能力を"視覚化"できます。
その力があることの証明にもなります。
資格の視覚化…うーんダジャレのようだ。



資格は“あること”の証明

資格は、勉強のためにあるわけでもなく、体裁のためにあるものでもありません。
資格要件に求められている知識や矜持を“持っている”ことの証明。

こども家庭ソーシャルワーカーができることで、子どもの対応術や児童虐待への対応スキルを持っていることの証となるのだろうと感じます。
どのように運用されるのか、これからが注目だと思うのでした。


ぱれぱれ