【人から人の暴力 連載ラストは家庭内暴力】
男性も被害者になることはあるので、誰もが知って損の無いお話です。
家庭内暴力(ドメスティックバイオレンス)の法律
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(DV防止法)
2001年成立
法律の成立当初は戸籍上の夫婦のみを対象としていましたが、2013年からは同居している者同士であれば婚姻関係を問わず問題として扱えるようになりました。
婚姻関係があっても別居をしていると法律の対象とならないという点が、まずは要注意ポイントです。
暴力が起こる関係性
生活を共にする人がいれば、どんな関係でも暴力は起こる可能性があります。
その中でも特に、夫婦などの「親密な関係」で起こる暴力を、家庭内暴力(ドメスティックバイオレンス)と呼ぶんですね。
<暴力が起こりうる関係性>
親 → 子
子 → 親
兄姉 → 弟妹
弟妹 → 兄姉
夫 → 妻
妻 → 夫
彼 → 彼女
彼女 → 彼
など。
暴力の種類と難しさ
暴力の種類は、この4種が規定されています。
身体的暴力
精神的暴力
性的暴力
経済的暴力
他の虐待では「心理的虐待」でしたが、家庭内暴力は「精神的虐待」ですね。
意味は同じです。
主に、言葉の力で相手を傷つけます。
そして、家庭内暴力(ドメスティックバイオレンス)の解決を難しくさせる要因は、こんな背景↓
「夫の機嫌を損ねるのは妻として失格だから」
「家庭内でこんな不和があることをご近所さんに知られたくない」
「あくまでも個人的な問題」と被害側が考えてしまい、問題を表面化させにくくすることがあります。
さらに、被害者が自ら加害者に接触してしまうなど、家庭内暴力ならではの問題である「共依存」関係が形成されやすいところも悩ましいですね。
支援をする側、される側どちらも、心理的カラクリを学びながらの対応が求められます。
困った時の相談先
#8891
こんな短縮番号があることをご存知ですか?家庭内暴力の相談先です。
ちょっと難しい番号なので、覚えられなければ迷わず110番通報ですね。難しいことは考えず、とにかく助けを求めることが大切です。
ハンドサイン
2021年「助けて」と示すことができるサインが世界的に知られるようになりました。
このようなサインを皆で覚えると、助けを出す側も受ける側もメッセージを送り合えるようになると思います↓↓
国が開設しているHPはこちら↓
男女共同参画局
このようなサイトで情報を集めておくと、いざという時の対処がしやすくなると思います^^
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3本立てnote過去2回の連載はこちらでお話ししています↓
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解決をめざすカウンセリングルームを開きたい
ぱれぱれ