![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/154369440/rectangle_large_type_2_9c814f63a1aa8ab6a1599f9cfbce244a.jpeg?width=1200)
寝台列車での出会い【EP5・タイ編】
前回の記事ではメーカンポン村での話を書いた。それ以前はマガジンにまとめているので、もし興味があれば読んでくれると幸いだ。
寝台列車でアユタヤへ南下
初の寝台列車に乗り込む
チェンマイについたあと、アユタヤまでは、寝台列車で移動することにしていた。
![](https://assets.st-note.com/img/1726360959-ZDEw8HJ2hVPGWRpTrI6YOv73.jpg?width=1200)
ちょうど夕暮れの時間帯で、チェンマイの駅のホームは何とも言えない美しさだった。寝台列車の運賃は以下の通りである。
18:00 チェンマイ
05:27 アユタヤ 移動時間11時間27分 運賃 1人5,529円
途中駅で停車するので、実質移動する時間は8時間ほどだろう。中々に快適なのと、寝台列車に乗る体験は日本ではもうほとんどできない。タイに行くなら一度は乗ってみることをおすすめする。
予期せぬ出会い
車掌さんに自分たちの席を確認した後、車両に乗り込み自分たちの席を探す。奥へ奥へ進んでいくと意外にも車両の一番後ろの席を取ることができていたようでトイレが隣だった。
友人と3人できているので、1人は誰かと対面になるのだが僕は海外の人と交流するのにハマっていたというのもあり、対面席を買って出た。
緊張はするが、いつも海外の人と喋るのは自分にとってはすごく新鮮な体験だ。自分の英語がもっと流暢であればいいなとは思うが。
聞けば、彼女はデンマーク出身だとのこと。今はWebデザイナーをしながら7年間ほど旅をし続けているらしい。ここタイはかなり気に入ったようで3年ほど住んでいて、陶芸作家をしているとのこと。
この話を聞いて僕は大きく揺さぶられた記憶がある。
そんな暮らしを実現している人間が実在するのだなとおもいつつ話を聞いていた。僕も陶芸には興味があって、もっというと伝統的な手仕事のようなものにすごく憧れを持っていた。
他の記事でも少し書いてはいたが小さい頃から図画工作が好きで、手が器用だったこともあって「職人」という言葉への羨望は昔からあった。
実際にそれを実現している人を前にすると、そして旅をしながらそれを実現することができるということを聞くと僕は何とも羨ましい気分になった。
![](https://assets.st-note.com/img/1726362278-dUjLe79iXhmzYw528sKuHvAq.jpg?width=1200)
寝台列車の車窓から
別に格好つけているわけではない笑
けれども、本当に夕暮れの中から車窓を通してみる景色はどこの国であっても美しいなぁと思う。
それが旅の途中であれば何倍増しにも見えるのは皆個人差はあれど感じるだろう。
![](https://assets.st-note.com/img/1726362463-0WDTjwA6ZixbEavISY815Xcm.jpg?width=1200)
今書いているこの時にはすでにベトナム旅が終わっているのだが、ベトナムで乗った寝台列車は座るという感じではなく、最初からベッドの形をしているのと、完全個室状態だったこともあって何ともイマイチに感じた。
個人的には寝る時間になれば、ベッドになり、起きたら椅子になり、通路とベッドの仕切りがカーテンで簡易ドミトリーのようになるこのタイ式がすごく好きだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1726362679-jlkefawxzphOdsUFBr7m9ZDT.jpg?width=1200)
三日目ーアユタヤへ
次の目的地アユタヤに到着
![](https://assets.st-note.com/img/1726362679-fRdajFhG5m8gZPSo2OENrMIH.jpg?width=1200)
予定より2時間ほど遅れてアユタヤには到着した。一度到着予定だった時間に起きたのだが、Google mapを確認すると全然ついていなかったので二度寝したのだ。
寝台列車は心配しなくても着く時間になれば、車掌さんがおこしてくれる。ゆっくり寝るのもよし。もし朝目が覚めてしまったら、朝焼けを眺めるのもありだと思う。
トイレは間下に垂れ流しだという事実を実感できるのも、窓が鉄格子なのも日本にはない無骨さが漂っている。
基本的には欧米のバックパッカーが多く乗っているので、交流も気持ち次第ではたくさんできると思う。
さて、寝台列車での出来事が中々に濃いものだったので長々と書いた。
次はいよいよアユタヤである。