引っ越したくなったり、模様替えしたり
休日の日曜日。
いつもコーヒーショップでドリップコーヒーを飲みながら本を読んで過ごす。
なんでか家では読む気が起きなくて、いつもコーヒーショップを探して街を散策する。東京に住んでいるとコーヒーをゆっくり飲むだけでもお店は人でいっぱい。なかなか入れない。入れたとしてもギューギューで落ち着かない。ギューギューで。
なので、この日は都心から逆に離れることにした。
沿線沿いのあえて住宅街というような街にフラッと途中下車。
とても住みやすそうで、もしここに住んでいたとしたらと考えながら街を散策するのが僕の趣味だ。もし住んでいたら仕事終わりにここの本屋さんで運命の本に出会って、そのままスキップしながらここのコーヒーショップでゆっくりするだろうなと。
そんなこんな考えながら歩くと、ちょっぴりこだわりのおしゃれなコーヒーショップも発見した。入ってみるとこれまた人が沢山いらっしゃり、常連さんがレジのところでずっと話し込んでいた。ちょっとの間待ってみるけど、なかなか進まない。僕は心が落ち着かなくなってしまった。
一旦席を取ったけれども退散することにした。無理しておしゃれなコーヒーショップに行きたいわけじゃない。これはネガティブではなく心の声に従ったんだ。自分の人生は自分で決めたらいい。そんな大そうなことじゃないけどね。
普通のチェーン店でコーヒーを飲むことにした。
こういう方が落ち着くということも大いにある。そういえば、僕もつけているoasisのキーホルダーをトートバッグにつけている女性が同じお店でコーヒーを注文していた。思わず声を掛けたくなったけど流石に抑えて、真顔のまま心の中だけで微笑えんで、すれ違った。それだけで、この街に引っ越したくなったよ。やれやれ。
帰り道。あえて2駅くらい手前で降りて散歩して帰った。
なんだか気分が良い僕はこの感覚をどうやって維持したらいいのか考えていた。家に着く直前で家の中の模様替えをしようと思いついた。今住んでいる家は4年くらい住んでいて、ずっと同じ家具配置でやってきていた。実は住むときに思いついていた配置をまだ試していなかった。思い立ったが吉日。
家に帰るとすぐに配置を変えた。
最高だ。なんだか最高だ。なんともいえない基地ができた感覚。
椅子に座るといつもと違う光景なのだが、落ち着く。この状態が本来だったんじゃないかと思うくらい、落ち着くところに落ち着いたわけだ。
思わずnoteも書いちゃったくらいに良い。
この感覚を忘れないように記す。