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AIエージェントってそもそもなんだ?

AIエージェントは今のトレンドですが、そもそもAIエージェントってなんやねんという方も多いと思います。

そこで前回Anthropic社の資料から簡単にワークフローとの違いを踏まえ説明しました👇


 今回も前編から続いてAIエージェントってそもそもなんだってばよを深堀して考えていこうと思う。

今回参考にする資料はこちら👇
この資料は超有益で且つ無料で公開されてる神資料だ。


そもそもなんでAIエージェントが求められてるんだ?

 まず大きな流れとして「生成AI元年」から社内チャットボットを導入する企業が増え始めたが、より特定の業務用途に合わせたAI活用が今後さらに拡大していく見通しがあるということだ。

  • Mode 1:汎用的なAI

    • ユーザ依存のチャットシステムを構築し、まずは社内問い合わせ対応などに活用。

    • MS CopilotやChatGPTと同等の仕組みを社内ドキュメントと連携して利用するケースが多いが、ROI(投資対効果)の評価が不透明なことが多い。

  • Mode 2:特化型AIの拡大

    • 特定業務の代替

      • AI Call Center、システム開発支援、社内プロセスAI支援など、現場の課題を解決するための特化型AIが増加

    • サービス、製品への組み込み

      • 自動車におけるAIナビや自動運転適用、学習支援や目視検査自動化など、製品やサービスの付加価値としてAIを組み込み、新たなビジネスモデルや業務効率化を狙う動き

汎用AIと特化型AI

まぁChatGPTはけっこう指示待ちだったし人間側の指示を作るのが上手い人だけがどんどん活用してたよね。

でもこれから先は、特定の用途に特化した、より明確な指示に従えるような自律的なAIが求められる傾向があるというわけだね。


AI Agentの特徴とはなんだ?

資料には4つの特徴が挙げられている。

AIエージェントの特徴

キャラクターを登場させて分かりやすくしてみよう!

① 自律性(Autonomy)

キャラクター:ロボット執事「アルフレッド」

  • 「アルフレッド」は主人(ユーザー)の一挙手一投足を監視しながら、必要になりそうな家事や用事を先回りして片付けてくれる有能な執事

  • 特に何も言われなくても「そろそろコーヒーが欲しいかな」と察して提供したり、メールを読んで重要な連絡だけをまとめてくれたりする。

  • 従来型のAIチャットサービスが「問いかけに答えるウエイター」だとすれば、AIエージェントは「指示しなくても自分から動いてくれる執事」のようなイメージ。

自律性(Autonomy)

② 目標指向(Goal Orientation)

キャラクター:ミッション遂行型スパイ「エージェント007」

  • 映画でおなじみのスパイのように、与えられたミッション(ゴール)を達成するために必要な情報収集や作戦計画を自分で立案し、自ら動いていく。

  • 「○○を手に入れろ」という抽象的な指示があれば、そこから「どうやって入手するか」「協力者は必要か」などを勝手に考えて実行していく。

  • 従来のAIチャットサービスがユーザーの小さな質問に答える「ただの情報屋」だとすれば、AIエージェントはミッション完遂のために総合的に行動する「スパイ」のような存在

目標指向(Goal Orientation)

③ 高度な推論(Advanced Reasoning)

キャラクター:名探偵「シャーロックAI」

  • 「シャーロックAI」は、たくさんの手がかりや伏線をつなぎ合わせて“真相”を導き出す名探偵。

  • 複雑な状況の変化(現場から新しい証拠が出た、ある人物にアリバイがあった…など)にも柔軟に対応し、必要に応じて推理を組み直して解決策を導く。

  • 従来型のAIチャットサービスが「単純なQ&Aしか扱えない助手」だとすると、AIエージェントは複数の要因を加味しながら次々と新しい推論を立てられる「天才探偵」のようなイメージ。

高度な推論(Advanced Reasoning)

④ 外部連携(External Integration)

キャラクター:電話もメールも同時に使いこなす敏腕秘書「ミス・コネクト」

  • 「ミス・コネクト」は秘書として、社内外とのアポイント調整、資料の取り寄せ、会議室の手配など、各種ツールやサービスを自在に使い分けることが得意。

  • 口頭で「今週金曜に取引先Aと打ち合わせできるか聞いて」と頼めば、メッセージやスケジュールシステムと連携しながら自動的に予定を入れてくれる。

  • 従来のAIチャットサービスが単に「情報提供」だけで終わるのに対し、AIエージェントは実際に外部ツールを使って予約や実行まで行う「万能秘書」のような存在。

外部連携(External Integration)

今日のまとめ

今日の「AIエージェント」について学んだことを、ざっくり振り返ってみよう!

よく耳にする「AIチャットサービス」は、ユーザーが質問をすると、その都度答えを返してくれる便利なツール。けれども多くの場合、あくまで“受動的”なサポートであり、こちらから指示出して呼び出さないと動かないよね。

一方で「AIエージェント」は、もっと“能動的”に働いてくれる存在。あらかじめ与えられた「ゴール」や「ミッション」を軸に、自分でプランを立てて行動し、タスクを達成する力を持っているんだ。

例えば、「今度の週末に旅行に行きたいから、全部手配しておいて」なんてざっくりしたお願いでも、AIエージェントなら予算や空き状況を考慮してプランを立て、必要があれば外部の予約サイトと連携し、具体的なスケジュールを組んでくれる的な感じだね。

人間の介入が最小限で済むように動いてくれるのが従来のAIとの大きな違いでありAIエージェントの強みというわけだ。。

読んだ人を幸福に導く柴犬