地域をつなぎ、思いをつなぐ。東村山市の「花しょうぶ」×parkERsの空間デザイン
東京都東村山市にある「北山公園」は新東京百景にも選ばれた花しょうぶの名所。
毎年6月上旬から下旬には、約600種類8千株10万本の花しょうぶが咲き乱れます。
「東村山菖蒲まつり」の様子
この時期になると、「東村山菖蒲まつり」が開催され、多くの人で賑わいます。しかし残念ながら今年の「東村山菖蒲まつり」は昨今の状況を鑑みて中止となってしまいました。
せっかく美しく咲いたのに、お客さまに見てもらうことができない。そんな状況下でご相談をうけ、この度parkERsがデザインを手がけた空間に花しょうぶをお届けする取り組みを実施しました。
旬の花をお届けするサービス「Weekly Flower」として
花しょうぶは、parkERsの空間で行なっている旬の花をお届けするサービス「Weekly Flower」の特別版としてお届けしました。南青山のparkERsのオフィスや、表参道ヒルズの運営室などのワークスペース、そしてスターバックス コーヒー 表参道ヒルズ店、Hondaウエルカムプラザなど多くのお客さまが訪れる店舗。そして、毎月入居者の皆さまに旬の花をお届けしているマンションの計7箇所です。
南青山のparkERsのオフィス
ここからフリーアドレスであるオフィスで今日座る席に
自分の名前入りの花瓶を持っていき、
在籍の目印にします。詳しくはこちら。
スターバックス コーヒー 表参道ヒルズ店
ドリンクを受け渡すカウンターに花しょうぶを生けました。
(写真は2019年5月撮影)
Hondaウエルカムプラザ青山
ベンチ横に朝摘みの花しょうぶが並びます。
お届けの様子
北山公園のことや花しょうぶについて知っていただき、現地を訪れたり来年の菖蒲まつりを訪れるきっかけを作り出せるよう、POPをご用意しました。このPOPには、花しょうぶの品種名や「東村山菖蒲まつり」の様子が記されています。
生産地の様子がわかると、生けられた花との距離も縮まります!
さらに、より花しょうぶを楽しんでいただけるよう、お手入れ方法を記載した紙も一緒にお渡ししました。
お水の量や水切りの方法、さらに「花しょうぶは最初の花が咲き終わったあと、花ガラを取り除くことで「2番花」を楽しめる」など、知っているとより花を楽しむことができるポイントをお伝えしています!
オフィスでの花生けの舞台裏
まずは、南青山のparkERsオフィスで花しょうぶをお披露目。parkERsのメンバーに体感してもらい、社内の意見を聞きます。
その日の朝に摘みたての花しょうぶが届きました。
丁寧に切り戻しをして、
一本ずつ花瓶に生けました。
東村山市にとっても、摘んだ花しょうぶを輸送で送って生けるのは初めての取り組み。摘んでからどのくらいの時間が経った花しょうぶをお届けするのが一番美しいのか、オフィスで経過観察をして実験しました。
空間デザインで地域PRへ繋げる
今後も、parkERsの空間で生産地がみえるかたちで花をお届けすることで、地域活性に貢献できる取り組みを行なっていきたいと考えています。
6月22日には、なんと東村山市の市長がHondaウエルカムプラザを視察に訪問されました!
この様子は、「読売新聞(6月23日朝刊多摩版)」、「東京新聞(6月24日朝刊多摩版)」、「JCOM(6月23日放送)」にも掲載いただきました。
「東村山菖蒲まつり」の中止によって人の目に触れることができなかったたくさんの花しょうぶ。parkERsの空間に入ることで、「北山公園」を知らなかった皆さまにも、花しょうぶの魅力や東村山市のことを知っていただくきっかけとなりました。
花しょうぶをご覧になった皆さまが、東村山市を想像することで花をより身近に感じたり、来年の6月は北山公園に行ってみようかな?という気持ちに少しでもなっていただけたら嬉しいです。
北山公園についてはこちらから。
この記事を書いた人
マネジメント室 ブランドコミュニケーション担当 矢崎
parkERsの竣工写真に「そこで過ごす人」役での登場が増えてきました