EVERYTHING FLOWS #62 by illustrator はるやまひろし
—— カレンOの表現力は、違う次元に達している。
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2022.07.21(THU)
ARTIST : YEAH YEAH YEAHS
SONG : MAPS
ALBUM : FEVER TO TELL
驚いたよ。
バンド名も音楽もカバーアートもルックスも、ゴスパンクバンドそのもの。ヤー・ヤー・ヤーズに出会った時は、ノイジーな音楽を沢山欲していた時期だったから、楽しみに「FEVER TO TELL」を聴いてみたんだ。
🎧 Date With The Night
シャウトもギターもばっちり。いいじゃん。満足して聴いていた。
でもね、このアルバムにはその先の世界があった。
途中くらいから、違うぞ?って。何回か聴いて確信に変わる。
ガレージパンクなヤー・ヤー・ヤーズも素晴らしいけど、イメージとノイズに隠れていたものから何かが表に出てきた。
カレンOのカリスマ性と表現力、ニック・ジナーの創造と破壊を併せもったようなギター、ブライアン・チェイスの確実で手数の少ない空間的なドラミング。
驚いたよ。同じバンド、同じサウンドのまま、アルバムの中で化けていく。
スリリングで感動的なんだ。
🎧 Maps
「Maps」は名曲。アルバムのハイライト。この曲はオルタナティブに機能するアルバムの心臓(ハート)だろう。ミュージックビデオも名作。感動的で鳥肌も立った。
カレンOの表現力は、違う次元に達している。
ニックのギター、ブライアンのドラム。演奏も素晴らしい。
いろいろわかるんだけど、なんにもわからない。
想いが、溢れている。
🎧 Cheated Hearts
2ndアルバム「Show Your Bones」から。
(こちらも良いアルバム!)
何て楽しそうなんだ。募集してたのかな。してたんだろうな。
参加したかったな。
けど、企画されたものであって企画されたものにあらず。必然的に高揚した空気そのものなんだと思う。
ヤー・ヤー・ヤーズが世界中をライブして回って生まれた、ヤー・ヤー・ヤーズ達。
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