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外資系経理からのキャリアパス①

私は外資系の経理で10年以上働いていますが、そこからのキャリアパスにはどのようなものがあるか?私が可能性があるなと思ういくつかのキャリアパスを書いてみようと思います。

1、経理職のプロフェッショナルになる


単純に、経理職として経験を積み、経理部長になるというキャリアパス。私もこのケースです。Accountant→Senior accountant→Assistant accounting manager→Accounting managerといった感じで昇進していきます。
一つの会社で上り詰めてもいいし、ある程度スキルをつけて自信がついたら他の会社に移るのもありだと思います。例えば、Senior accountantになるまで一つの会社で経験を積み、転職先ではAccounting managerになるとか。
また、外資系にこだわりが無いのであれば、日系企業でもグローバルな会社はあるので(例えば、私は某製薬会社のGlobal finanace部門から採用のお知らせが来たことがありますが、試しに調べてみたところ、自分がイメージしていたより全然外国人比率が多い組織でした)、日系の会社に転職するのもありだと思います。特に、連結会計の経験が積みたい場合、外資系だと子会社の立場なので難しいです。なので、連結会計の勉強がしたければ一度日系企業にいくのもありだと思います。
ちなみに私が今の会社に居続けている理由は、職場の人間関係がずっと良好だったのと、単に転職活動や転職先での新しい人間関係構築とかが面倒臭いのと、有給休暇が減るのが嫌だからです(笑)。元々あまり上昇志向や野心が強い性格では無いというのもあるかもしれません・・。今の会社での管理職への昇格について打診された時も、初めは断ったくらいです(給料上がってもストレス増えるのは嫌だな、、と思いました)。

2、FP&A(Financial planning and analysis)への転向


FP&Aというのは日系ではあまり聞かない気がしますが、外資系ではある程度Finance部門が大きければaccounting部門とは別に存在していることが多いです。予算作成は勿論、予算と実績の差異分析をし、他部署と連携して予算達成や費用削減のための提言をしたりします。私の会社は元々accountingとFP&Aが分かれていなかったので、数年前までは私は予算作成にも携わっていました。ただ、Finance部門が大きくなるに連れ、F P&A専門の人が入ってきたので、今は私は予算作成業務からは外れました。(正直、accounting業務やりながら予算作成をするのはかなりキツイので良かったです。)
FP&Aに応募する場合、「FP&Aとしての実務経験者を求めています」と言われますが、同じ部署内にFP&A部門があれば、自分がFP&A業務担当でなくても、作業を手伝わせてもらったり、他部署との予算会議に参加させてもらったりすることで、FP&Aの実務もわかると思います。厳密にaccounting部門とFP&A部門が分かれている会社は別かもしれませんが、そうでない場合は、上司に「FP&Aの勉強もしたいので」と言えば断られることは無いと思います(※但し、この場合、絶対に本業を疎かにしてはダメです!!)。
なので、現状はaccounting業務担当でも、FP&Aを社内で勉強し、FP&Aとして転職するということは現実的に可能だと思います。

ちなみに、これは独断と偏見ですが、FP&Aの人は何故かaccountingの人を微妙に下に見ていることが多いです(笑)。でも、accountingの人からすると、FP&Aの人は会計税務の基礎をわかってないなと思うことが多いです。
実際、FP&Aは、MBAは持っているけど会計の資格がない人がやっていることも多いそうです(上司談)。FP&A部門とaccounting部門の仲が悪いというのも、よくある話らしいです(笑)私はどちらの業務もやったことがあるので、別に上にも下にも見ていません、念の為。ちなみに、AccountingからFP&Aへの転向はスキル的には全然可能だと思いますが、性格適性は少し違うと思います。(これはまた別記事で書きます。)

長くなったので、続きは別記事で書きます。


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