過去にした仕事の裏話シリーズ②

過去に3~4シーズンほど、パリコレ関係のフィッターのバイトをしました。

フィッターとは、モデルさんの服を脱がせたり着せたりする仕事です。

私が担当したのは、バイヤーさんが来る日の展示会でのフィッターでしたが、バイヤーさん

「コレとそれとアレ、全部今すぐ着せて見せて」

とくるので、その度に急いで脱ぎ着。

服によっては着こなしが複雑なので、元々どうやって着こなす服なのかを頭に入れておかねばならず。

(あれ、これ、結び目前だっけ?後ろ!?)

などと迷うこともしばしば。

そのブランドになれているモデルさんだと、

「これはこっちだと思う」

なんて直してくれて助かりました。

舞台裏ではモデルさんたち、配られたパンツ一枚状態だったり、軽くバスローブを羽織るだけだったり。

最初はこちらが気恥ずかしくて目を背けていたものの、慣れてくると、モデル→ほぼ裸 フィッター→黒子服 での光景に違和感すら覚えず。

美容話やモデルならではの悩みなど話してくれたのは面白かったです。

着替えの度に耳たぶ付け根が服で擦れて痛いとか、本当はコーラ好きだけどパリコレ期間は我慢しているとか。静電気が苦手だから、静電気防止スプレーやクリームが必需品だとか。

パリコレのモデルさん、一般人からしたら雲上の人ですが、意外と皆さん気さくで、話してみると「普通の女の子」というのが印象的でした。

しかし、1日フィッターをしていると、腰に来るので要注意です!ぎっくり腰持ちの今はもうできないバイトです。

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