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「悩む時間は無駄」 東大式悩まない方法

「ああ、また今日も何もできなかった…」

あなたは、そう感じて一日を終えた経験はありませんか?
仕事や勉強、家事や育児…毎日やることが山積みで、あっという間に時間が過ぎていく。やりたいことはたくさんあるのに、「時間がない」と感じている人は多いのではないでしょうか。

実は、その「時間がない」と感じる原因の一つに、未来への漠然とした不安があることをご存知ですか?
今回は、現役東大生の思考法を参考に、その不安を解消し、本当にやりたいことに時間を使えるようになるためのヒントをお伝えします。
さらに、具体的なケーススタディを通して、不安解消のプロセスをより深く掘り下げていきます。

読んでほしい人

  • 将来について漠然とした不安を抱えている人

  • 「何かやらなきゃ」と思っているのに、なかなか行動に移せない人

  • いつも時間がないと感じている人

  • 東大式時間術に興味がある人


悩む時間の正体について

悩む時間の正体は不安であると述べています。

不安には2種類ある

不安を以下の2つに分類しています。

  1. 過去に対する不安: 「家の鍵を閉めたっけ?」「メールを送ったっけ?」など、過去の行動に対する不安。

  2. 未来に対する不安: 受験、就職、恋愛、将来の生活など、未来に起こるかもしれないことに対する不安。

過去の不安は、「家の鍵を閉めたか確認しに戻る」など事実確認をすれば解消できますが、厄介なのは未来に対する不安です。

未来に対する不安の正体と、なぜ時間がなくなるのか

未来に対する不安の正体は、「その不安が実現する可能性」です。実現可能性が高いと感じるほど、不安は大きくなります。

たとえば、私が新宿駅で「明日、突如としてゾンビが発生し、街は壊滅状態になる!」と叫んでも、誰も真剣に取り合わないでしょう。なぜなら、ほとんどの人が「そんなことはあり得ない」と考えているからです。
しかし、もし著名な疫学者がテレビのニュース番組で「新型の致死率の高いウイルスが蔓延し、パンデミックが起きる可能性が高い」と発言したら、社会は大混乱に陥るかもしれません。これは、発言者の権威によって、その内容が信憑性を帯びるからです。つまり、私たちが未来に対して不安を抱くかどうかは、「実際に起こりうるかどうか」に大きく左右されるのです。

就職活動を例にあげると

  • 漠然とした不安: 就職活動がうまくいくか不安だ。

  • 実現可能性が高い場合: 十分な準備をしていない、自己分析ができていない、業界研究が不足しているなど、準備不足の場合、内定獲得の可能性は低くなり、不安は大きくなります。

  • 実現可能性が低い場合: しっかりと準備を行い、自己分析や業界研究を徹底し、面接練習も重ねている場合、内定獲得の可能性は高まり、不安は小さくなります。

そして、この不安が厄介なのは、私たちの時間をどんどん奪っていくからです。「もしかしたら…」と考え始めると、なかなか頭から離れず、集中力や判断力を低下させます。その結果、「何かやらなきゃいけないのに、時間がない!」という状況に陥ってしまうのです。

未来の不安を解消する4ステップ

未来の不安を解消するために、以下の4つのステップを考えました。

  1. 未来のパターン分け: 成功する場合、失敗する場合など、複数の未来のパターンを想定する。

  2. 失敗要因の分析: 特に失敗するパターンについて、「なぜ?」を繰り返して、具体的な要因を洗い出す。

  3. 課題の具体化: 要因分析の結果を、「自分が何をすべきか」という具体的な課題に落とし込む。

  4. 課題解決: 課題リストを作成し、一つずつ実行していく。

ケーススタディ:不倫したい男性の「未来に対する不安」

少し極端な例ですが、不倫したい男性を例に、未来の不安を解消するプロセスを具体的に見ていきましょう。

登場人物:

  • A氏:既婚男性、会社の同僚であるB子と良い雰囲気になり、不倫したいと考えている。

A氏の不安:

  • 不倫がバレて、家庭が崩壊したり、社会的地位を失ったりするのではないか。

A氏がとるべきステップ:

  1. 未来のパターン分け:

    • パターン1:不倫がバレない

    • パターン2:不倫が発覚する

    • パターン3:関係が自然消滅する

    • パターン4:B子に裏切られる

  2. 失敗要因の分析(特にパターン2:不倫が発覚する場合):

    • Q: なぜ不倫がバレるのか?

      • A: 二人でいるところを誰かに見られるから。/ メールやSNSのやり取りを見られるから。/ B子が誰かに話してしまうから。/ クレジットカードの明細や行動履歴からバレるから。/ 配偶者の勘が鋭いから。/ 最近、配偶者との関係が冷え切っているから、疑われているから。

    • Q: なぜ配偶者にバレると離婚になるのか?

      • A: 過去にも浮気の前科があるから。/ 配偶者が非常に真面目で、裏切りを許さない性格だから。/ 子供がいるから、親権問題に発展するから。

    • Q: なぜ会社にバレると左遷や解雇になるのか?

      • A: 社内不倫は社内規定で厳しく罰せられるから。/ 会社のイメージを損なうから。/ 重要なポジションにいるから、スキャンダルが許されないから。

  3. 課題の具体化(パターン2を回避するために何をするべきか):

    • 誰にも見られない場所で会う。

    • 連絡は慎重に行う。

    • B子に口止めをする。

    • クレジットカードの利用明細や行動履歴に不審な点がないかチェックする。

    • 配偶者との関係を修復する努力をする。

    • 万が一バレた場合に備えて、言い訳や弁明を用意しておく。

    • 最悪の場合に備え、離婚や転職の可能性も考えておく。

  4. 課題解決(具体的な行動計画):

    • デートは必ず県外のホテルにする。交通手段も自家用車にし、公共交通機関を使わない。

    • 連絡は、契約して間もない、自分名義のプリペイド携帯のみ。

    • B子とは、会う時以外は連絡しない。

    • クレジットカードは使わず、現金のみで支払う。

    • 配偶者には、より優しく接する。プレゼントを贈ったり、食事に誘ったりする。

    • もしバレた時のために、言い訳をいくつか考えておく。(例:仕事の付き合い、友人との再会など)

    • 弁護士に相談し、離婚した場合の慰謝料や親権について調べておく。

    • 転職エージェントに登録し、万が一の場合に備えておく。

結果:

A氏は、上記の対策を徹底することで、不倫がバレる可能性を限りなく低くし、「未来に対する不安」を軽減させたと判断しました。(あくまで、このケーススタディ上の話です。)

そして、A氏は「不倫がバレない」という未来を選択し、B子との関係を深めていく…かもしれません。

繰り返しますが、これはあくまでケーススタディであり、不倫を推奨するものではありません。不倫は倫理的にも法的にも問題のある行為であり、大きなリスクを伴います。安易な考えで実行に移すと、取り返しのつかない事態を招く可能性があります。

まとめ

今回は、東大生の記事を参考に、未来の不安を解消し、一歩踏み出すための方法を解説しました。

未来に対する不安は、誰しもが抱くものです。しかし、その不安に振り回され、時間を浪費することは避けたいものです。

この記事で紹介したように、未来をパターン分けし、失敗要因を分析し、課題を具体化し、解決策を実行するというプロセスを踏むことで、不安をコントロールし、時間を有効活用することができます。

もし、あなたが今、将来について漠然とした不安を抱えているのなら、まずは未来のパターン分けから始めてみてはいかがでしょうか。


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