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カルマのはなし その2
こんにちは ただすけです😊
今回は、前回お話しした【カルマのはなし】の続きです。
前回の記事で、カルマについての理解を少しでも深めて頂けていたのなら幸いです😊
さて、カルマとは自分の行為が過不足なく自分に返ってくることです。
そして人生の真の目的は負のカルマを浄化、精算して、一つ上の世界に生まれ変わること。
この生まれ変わりを繰り返す四苦八苦の輪廻の輪を脱することが重要なわけです。
仏教用語では解脱(げだつ)と言います。
"解脱や輪廻のことは なんとなく理解できるけど、今この苦しい現状をなんとかしたい"
と思いますよね。
前回の記事で、サンチッタカルマとプララブダカルマの話しをしました。
いま苦しんでいる物事がある人は、もしかしたら前世で自分が犯してしまった悪いカルマからきている可能性があります。
それなら、もうこの人生は良くならないってこと?
って疑問がでてくると思いますが、そうでもありません。
今世と来世のこれからを改善するために貯まっている負のカルマを浄化すればいいのです。
以前の記事で、運命についての記事を書かせて頂きました。
こちらの記事では、詳しく言及しませんでしたが、人生は宿命7割、運命3割と言われています。
生まれる国、親兄弟、生まれた時の経済状況、性別、マインド、カルマなど決められていることが7割。自由意志が3割です。
宿命というのは、人生の変えられない部分
運命というのは、人生の変えられる部分です。
例えるなら、船と河川。
魂と呼ばれる主人公は、人生という名の船に乗り、宿命という大きく長い河を進んで解脱という大海(あるいは高次元の海)に向かっていきます。
宿命を河に例えるなら、河川の水の流れは時間です。その宿命という河のながれは、過去生という山にある上流から下流へ流れる方向が決まっているのです。
宿命の河にはカルマという大きな岩や滝があってうまく進めなかったり、落ちてしまったりすることもあります。時には同じカルマという名前でも穏やかで風光明媚な勝景にも出会えて感動することもあるでしょう。
そして、その船には運命というハンドルが備わっています。
河の流れや向かう方向は、決まっているものの、過去のカルマから生まれた岩や滝を運命のハンドルで回避することができるのです。
ハンドルさばきが上手で魂が本気で望んでいれば、延々と穏やかで豊かな支流にいくこともできるでしょう。
このように人生とは例えるなら船なのです。
この大きな7割の宿命(河、山、水の流れる方向)を構成する要素にサンチッタカルマとプララブダカルマ、アーガミカルマがあります。
そして、残りの3割の運命(ハンドル)の中にクリヤマナカルマがあります。
このクリヤマナカルマは、今世でこれからの行動で作っていくことができるカルマのことですが、このクリヤマナカルマはサンチッタカルマとアーガミカルマに"影響を与えることができます。"
このクリヤマナカルマの力を使って、負のサンチッタカルマを浄化できるのです。
多くの人は、過去生からの負のカルマを積んでしまっているため、この四苦八苦の世界での転生を繰り返しています。
人間とは適応力が高い生き物なので、この四苦八苦の世界でも幸せや希望を見出すことができます。ただ、この世界に慣れすぎてしまうと輪廻の輪から外れることができないのです。
苦しみを多く感じてしまうと輪廻から外れることができませんから、その苦しみを浄化したり解消する必要があります。
クリヤマナカルマを使って、負のサンチッタカルマを浄化することで今世の苦しみを軽くしたり、なくすことが出来るのです。
では、このクリヤマナカルマをうまく活用して、負のカルマを浄化するにはどうしたらいいのでしょうか。
負のカルマの逆をすればいいのです。
誰かを助ける
誰かを喜ばせる
誰かに生きる希望を与える
人からしてもらったことで
嬉しいと思ったことを、誰かにしてあげましょう。
これに尽きます。
これを貢献といいますが、この貢献には条件があります。
自己否定や自己卑下が強い人
あるいはメンタルが落ち込んでいる時は、
誰かに貢献してはいけません。
自己否定、自己卑下を持っている人が貢献をしてしまうと、大体の人が自己犠牲に繋がります。
自己犠牲の上の誰かの幸せというのは美談に聞こえるかもしれませんが、決して自分のためにはならないのです。
そして、自分のためにならないことは、結局、誰かの為にもならないのです。
この貢献の段階に入るためには、ある程度自分の人生を幸せに感じることと、自己肯定感と自信を取り戻すことが必要です。
この自己否定と貢献の話は、魂の成長の段階の話しなのですが、詳しくは別の記事にしようと思います。
今日から徳積みや善行を積もう!と思ってくれた方(本当にありがとうございます。)大変素晴らしいことですが、先に知っておいた方がいいことがあります。
カルマの浄化をはじめると、カルマの応酬が始まります。
本当に複雑です😅
---カルマの応酬とは?
身近なもので、わかりやすく解説するためにダイエットで例えようと思います。
ダイエットは、痩せる必要がある方を対象にしたらカルマの浄化行為だと言えます。蓄積された負のサンチッタカルマ(過剰な脂肪)をクリヤマナカルマ(食事改善や運動)によってカルマを浄化・精算することで健康や求めている美を得ることができるからです。
なので、痩せる必要がある人に関しては、ダイエットは多大なる恩恵をもたらしてくれます。
「今日から頑張って痩せるぞ!」
あるいは「最近、体重が減ってきた!」
そんな前向きな時にやってくるのが、カルマの応酬です。
人間にはホメオスタシスという、恒常性があることは知られていますが、実はカルマにもあるのです。ホメオスタシスというのは、現状を維持しようとする機能のことで、それにより私たちは生きていくことができています。
人間は自分自身を守るために、変化に抗うのです。
このカルマの応酬(ホメオスタシス)がダイエットというカルマの浄化行為で現れた場合、ダイエットを阻止しようとしてくるのです。
ダイエットをされた方は経験があると思いますが、ダイエットを始めよう!と思った時にお菓子などの頂き物を頂いたり、外食の予定が入ってきたりします。ひどい場合は、食欲を暴走させてリバウンドを引き起こします。
順調に痩せてきた時には、停滞期として現れることもあります。
とにかく、良いことをやめさせようとするのです。
これはカルマの応酬で、正しいことや自分の人生を改善するために実践しようと思ったとしても、変化することを命に関わると恐れているホメオスタシス機能にとっては、生命存続の危機と捉えてしまうのです。
また
感動する映画や誰かのサクセスストーリーを観た後、自分もこの人のように頑張りたいと思って行動しようと思ったときも、その正反対のことが起こりがちです。
この記事を読んで頂いてから、誰かの為に行動してみようと思っても、逆に誰かによって嫌な思いをするかもしれません。
これはすべてカルマの応酬によるものなのです。
ここで疑問に思うかもしれません。
ダイエットは痩せようとすると、身体が飢餓を恐れて、痩せないようにしようと機能するのはわかるけど、カルマもなぜ浄化しようと思うと抵抗してしまうのか?
ここにも理由があったのです。
思ったよりも長くなってしまったので、
また次回に説明できればと思います😊
この記事が誰かの一助になれば幸いです。
読んでくれてありがとうございます。
また読んでくださいね😊
ただすけでした。