見出し画像

AFTERNOON SWIM(アフタヌーン スイム)/LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)の香水レビュー

作品について

テーマは「歓喜の航海へと誘う、情熱的なオレンジ」

それは海に飛び込んだ瞬間。

暑い夏の日に肌を洗う波からのエネルギーを感じるような。

稀少なシチリア産オレンジの滴るような瑞々しさを、凝縮したビタミンを想わせる鮮烈な印象を気高い香りで表現。

調香師ジャック・キャヴァリエが、こよなく愛するシトラスにオマージュを捧げた作品です。

2019年に発表されたシリーズ「パルファン・ド・コローニュ。

このシリーズは、アメリカ・西海岸のカリフォルニアに漂う、自由で情熱的なムードにインスパイアされています。

この雰囲気を反映させ、フルーティーなミストの軽快感と花の芳醇な香りを併せ持つ作品を発表。

「パルファン・ド・コローニュ」は、ルイ・ヴィトンの造語で、コロンのフレッシュさと、パルファンの香りの持続性を兼ね備えたEDPを意味しています。

香り


オレンジとマンダリンの弾ける爽やかなシトラスノートが飛び込んだかのように

ほんのり、海の塩のようにほんのりスパイシーな印象

瑞々しく透明感のある香りが広がります。

ユニセックスの香りで夏リフレッシュしたいときにおすすめです。

ほんのりグレープフルーツベースの香りも感じられ、ポップで弾ける印象を高めてくれているようです。

シャワーのようにたっぷり用いたいところですが、オードパルファンなのでいつも通りにプッシュすることに気をつけて。

作品プロフィール


ユニセックス
2019年発売

調香師:Jacques Cavallier

シトラスタイプ
特徴的なノート:シトラスノート

香りの構成:
オレンジ、ベルガモット、マンダリン

ブランドについて

1854年、旅行鞄の専門店としてフランス・パリのキャプシーヌ通りで創業者ルイ・ヴィトンによって設立したブランド「ルイ・ヴィトン」。ルイヴィトンは、16歳の若さでトランク職人の道を選んだことにより誕生したブランドです。当時の主要な交通手段は馬車や船、汽車であり、それらの荷物は手荒く扱われていたので、旅行者は職人に依頼し、個々に持ち物を荷造りしてもらっていたとのことです。

ルイ・ヴィトンは、パリのマレシャル氏のアトリエで重宝される職人となり、木箱、トランクを顧客の要望に沿って特別注文で作る彼の職人的な製造業者としての経歴のはじまりでした。ルイ・ヴィトンはマレシャル氏のもとで17年間働いた後、自らのアトリエを開きます。

世界基準の調香技術、スタイリング技法を学んだ香りのスタイリストが香水をご紹介!一つ一つ香りを分析し、レビューを掲載しています。


いいなと思ったら応援しよう!