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スペルカードの応酬


はじめに

ども、ねぎさんです。
カードの応酬は対戦の華ですよね。
今回は「対応して〇〇使います」みたいな状況についてルールを深掘りしたいと思います。
なんとなくでもプレイに支障はなさそうですが、「知らなかった」で損しないためにも、この機会に学んでおきましょう!

パターン1
プレイヤーA:『ゲドス』!
プレイヤーB:『ゲドス』を『崇高な妄想』で無効化!
プレイヤーA:『崇高な妄想』に『崇高な妄想』!
プレイヤーB:ウギャー!『ゲドス』通ったー!


パターン2
プレイヤーA:『ザガン』6|6で『オズマ』5|5にアタック!
プレイヤーB:対応して『怨念波』で『ザガン』を4|4に!
プレイヤーA:なんのこちらも『怨念波』で『オズマ』を3|3に!
プレイヤーB:ウギャー!『オズマ』倒されたー!

この2つのパターンは似ているようでルール上の処理としては別物なので説明したいと思います。

パターン1 
カードの使用(能力の使用も含む)に対応


様々なカードゲームで採用されているカード効果の処理方法に「スタック」という考え方があります。
カードを使用すると「スタック」という場所に置かれ、対応してカードが使用されれば、先程のカードの上に積み上げます(スタックに積むと表現される)。そしてお互いのカード使用が終わったら、スタックに積み上げたカードの効果を上から順番(最後に使ったカードから順番)に処理します。
Aに対応してB 、 Bに対応してCというように連鎖してカードが使用された時、最後に使用されたカードから順番にC→B→Aと効果を処理することです。

先程の例でみると、ゲドス→崇高な妄想①→崇高な妄想②という順で使用されているため、処理の順番は崇高な妄想②→崇高な妄想①→ゲドスとなります。

パターン①を優先権的なことも含めてめちゃくちゃ細かく書くと下のようになってます。

1.プレイヤーA 『ゲドス』を使用
2.プレイヤーB 『ゲドス』に対応する?→『崇高な妄想』①を使用
3.プレイヤーA 『崇高な妄想』①に対応する?→『崇高な妄想』②を使用
4.プレイヤーB 『崇高な妄想』②に対応する?→しない
5.『崇高な妄想』②の効果発動で『崇高な妄想』①を無効化
6.『崇高な妄想』①は無効化されているため効果なし
7.『ゲドス』の効果発動

イミテでこの「スタック」が利用されるのはカードのプレイや能力の使用に対して、スペルカードや能力を使用する時のみです。
プレイヤーAがカードのプレイや能力を使用すると、プレイヤーBがそれに対応して使用タイミングが合っているスペルや能力を1つのみ使用できます。1つのみ大事です!

(スタックが積まれたり、一つ処理されたりするたびに優先権順にカード使用のタイミングがあったりするルールのカードゲームもありますが、イミテでは覚えなくてOKです。対応は相手のカード(能力)1つに対して1つのみのルールですからね)

パターン2
(同タイミングで複数枚使用)

こちらは判定時に複数の攻撃力防御力補正スペルが飛び交う状況です。このケースでは「スタック」に複数スペルが積み上がっているわけではありません。

なぜなら「スタック」が利用されるのはカードのプレイや能力の使用に対して、スペルカードや能力を使用する時のみだからです。大事なので二度目です。

ではどういう処理になっているのかというと、プレイヤーBが判定時に『怨念波』を使用→『怨念波』に対するカード使用なし→『怨念波』の効果発動、発動後も判定時というタイミングのままなのでプレイヤーAが『怨念波』を使用という流れです。
タイミングがきっかけのスペルや能力が処理されても、そのタイミングが終わるわけでは無いです。

パターン②を優先権的なことも含めてめちゃくちゃ細かく書くと下のようになってます。

判定時を開始
1.プレイヤーA 何かする?→しない
2.プレイヤーB 何かする?→『怨念波』①を使用
3.プレイヤーA 『怨念波』①に対応する?→しない
4. 『怨念波』①の効果発動
5. プレイヤーA 何かする?→『怨念波』②を使用
6. プレイヤーB 『怨念波』②に対応する?→しない
7. 『怨念波』②の効果発動
8. プレイヤーA 何かする?→しない
9. プレイヤーB 何かする?→しない
10. 判定時を終了してバトル結果から『オズマ』をトラッシュ。

まとめ

パターン①ではカードのプレイに対応なので「スタック」に積まれ、最後に積んだ効果から順に処理します。
カードや能力1つに対してスペル(能力も)の使用は1回のみです。

パターン②ではゲーム進行上のタイミングでのスペル使用なので、「スタック」ではなく、1つ1つ処理する。
きっかけがタイミングなので同タイミングで使用できるカードを複数使用することができる。

いや〜、深く考えると難しいですね。
でも大丈夫!そんなにややこしいことは中々起こりません!雰囲気でいけます!多分大丈夫です!

最後に応用編としてありそうなケースをクイズ形式で載せておきます。
複雑なケースが出てきたらメモ代わりに追加していこうと思います。

応用編

次のケースが可能(〇)か不可能(×)かを考えてみましょう!

Q.1 『ゲドス』に対して『崇高な妄想』を使用したが『崇高な妄想』で無効化されたので、『ゲドス』に対して『セクルド』を使用した。

A.
ゲドス→崇高な妄想①→崇高な妄想②の順でスタックに積まれ、崇高な妄想②→崇高な妄想①→ゲドスと順に一連の効果を止まらずに処理するため、ゲドスに対してもう一度スペルを使えるタイミングがありません。答えは不可能(×)です。


Q.2 『アルティメットスライム』がトラッシュに置かれたときに『ばらばら』を2枚使用した。

A.
1枚目を使用し、効果を処理した後も『アルティメットスライム』がトラッシュに置かれたときというタイミングのままなので2枚目を使用できる。答えは可能(〇)です。

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