agariパフェ日記 vol.1 「Time for tea 緑茶とほうじ茶プリンとカラマンダリンのパフェ」
こんばんは。
明日、6/21で終了する緑茶パフェについて。
フルーツがメインではないパフェでしたが、結果的にとてもたくさんの方に召し上がっていただき、誠にありがとうございました。
今回のトップは、緑茶生クリームの上に敷き詰められた、ふかふかの苔みたいな抹茶クラム。そこに鎮座するのは、直方体にカットされたほうじ茶プリン。バックには、大きく2つ刺さったチュイルダンテル。飾りとしてあしらったレモングラスは、凛としていて獅子おどしのような風格です。
このトップ部分、個人的には美しい日本庭園に見えます。
お客様のお席まで運ぶ時は日本庭園を拝んでいる気分、というと大袈裟かもしれませんが、なんだか癒しエネルギーを浴びている気がして心地よいです。
そして、グラスの断面に美しく並ぶカラマンダリン。
最初は、緑茶に柑橘を合わせるとは!と驚きました。この組み合わせの理由をジョナさんに聞いたところ。
緑茶とレモングラスは絶対合うなと考えていた時に、ふとネロリの爽やかな香りがしてこれをお茶と合わせたら素敵そう〜、と思ったとのことです。
こういう一場面を写真のように切り取ってパフェで表現するところが、ジョナさんのパフェの魅力だと私はいつも思います。
そうして、カラマンダリンという甘みがしっかりある柑橘を使うこととなり、それをジャムにしてパフェの随所に散りばめました。
この強く優しい甘みとほのかな酸味が緑茶の苦味と出会ったことが、このパフェにものすごいパワーを与えたような気がしています。
最後に、このパフェに込められた裏テーマについて。
ジョナさんが「茶」という言葉を調べていた時、茶を使った言葉や慣用句があまりにも多く、日本人にとって欠かせないお茶の存在を改めて認識しました。
慌ただしく過ぎてしまう毎日の中で
「皆さん、ちゃんとお茶の時間を取れていますか?」
それが一番伝えたい想い。
忙しい時ほど、ほんの少しでもお茶を飲んでリラックスできる時間をとる。
そんなことを思い出してもらえたら、このパフェは幸せな最終日を迎えられます。