アドヴィックスカップ2024〜プレーオフ準決勝

■準決勝、フォルティウス戦

午前中の「SC軽井沢クラブ」との予選の試合を含めて3連戦となったロコ・ソラーレ。準決勝はスキップの吉村さん復帰後の初対戦となるフォルティウス。正直、連戦の影響が大きいのか、思うようにストーンを配置することが出来ず、序盤からセンター線を支配される難しい支配となってしまいました。それでも最終エンドまでやり切れたことが素晴らしかったです。
  この試合のキーとなったのがロコから見て1-2、先行フォルティウス、後攻ロコで迎えた第3エンド。思うようにランバックが決まらず、フォルティウスのストーンがセンター付近に溜まっていく中で、ラストロックのドローがスルーとなってしまい、フォルティウスの3点スチールとなってしまいました。それでも執念を見せた第4エンドで、フリーズとヒットロールを決め切ることで自分達のストーンを残し続け、すかさず3点を返せたことは素晴らしかったです。しかし、最終的には試合全体の流れを決めるエンドとなってしまいました。

後半のエンドになるに連れて疲れがあるのか、なかなか思うような位置にストーンを残せないという展開が続き、5エンド、6エンドと連続スチールを献上。第7エンドで3点を取るチャンスもありましたが、ロコがNo.1,2のストーンを持った状態で、フォルティウスのスキップの吉村選手のNo.2ストーンをテイクした際のシューターがNo.2の位置に残り、藤澤選手が2点目のドローを試みるもガードに当たってしまい1点止まり。ここでほぼほぼ勝利が決まってしまいました。
 最終第8エンド。スコアは5-7でロコ先行、フォルティウス後攻。フォルティウスのミスもあり、フリーズとカマーを決め切ったことで、センターにガードがある状態でロコのストーンが3つ残っており、フォルティウスのラストロック次第では3点スチールの可能性もありましたが、スキップの吉村選手が冷静にロコのNo.2ストーンを弾き出し、試合終了。最終スコアはロコから見て6-7でした。
 
残念ながら、足掛け4連覇はなりませんでしたが、吉田夕梨花選手の欠場により3人という変則的な布陣と、1日3試合という非常にハードなスケジュールだった中で、最後までやり切れて良かったなという気持ちです。明日の3位決定戦の相手は長年のライバルの「キム・ウンジ」となりましたが(中部電力は予選リーグ1勝2敗での決勝進出というから驚きです)、しっかり休んで、最後は勝てるように頑張って欲しいと思います。また、今の「ロコ・ソラーレ」の力でウンジ相手にどこまでやれるのかも注目して見ていきたいところです。

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