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私の人生の師

突然だが私には人生の師とも言える人がいる。

何故こんな事を書こうと思ったのかは今日見た夢にその人が出て来たからだ。


それは私が初めて社会に出て仕事した頃に居たとあるベテランのおじいさんである。
入社した時は私が世間の事を何も知らない人間なのもあって色々と噛み合わない事もあったり相手が何を言いたいのか分からない時が何度もあった。


仕事で突然トラブルが出た時・上司が無茶な仕事を私含めた従業員達に押し付けて来た時など何かあった際はその人が言うのは決まって臨機応変
最初何が臨機応変だと生意気な態度で思っていた私だったが何年か時が経ち突然与えられた仕事も少しずつ熟せるようになって来た。


そのおじいさんとは一緒の部門なのもありさらに話す事も多くなってちょっとずつ悩みを打ち明けたのも覚えている。
それは仕事場でパワハラと職場虐めにあっていた時の話だ。
彼もまたその上司が大変嫌だったらしく「ほんと嫌になっちゃうよな」と二人で疲れた笑いを出していたりもした。

(普段お話する仲が良い別部門の方々にまるで孫みたいねえ~と微笑ましく見られていたことを後で知ったことも・・・)



ここで私は勤めて数年経ち、それでも変わらず臨機応変と言うベテランおじいさんの言葉の意味を知る。
どんなに面倒な仕事を押し付けられてもどんなに理不尽な事があっても臨機応変に行けばいいんだと。

しかしそんな事を思いつつも一部の方からの職場虐めは相変わらず続いておりよし仕事を頑張ろう!と再度決心した私に対してその大嫌いな部門長から折り畳んだダンボールで頭叩かれるという予想外の出来事が起きました。

それだけの事で!?と思う方もいるかもしれないがそんな事でも私の決心はぽっきり折れてしまったのでした。


結果ついにパワハラに耐えきれなくなった私は上司に止められつつも退職を決心し、そこからさらに数年経って今に至ります。

とは言っても鬱になろうが理不尽な事をされようがブラック企業に勤めた事自体は後悔は全く無いしあそこで学べた事は無駄では無いと思っています。



最後の最後でお世話になった方にご挨拶も出来なかったしそのベテランおじいさんにも言わずに退職してしまった事が一番の心残り。


私はあのブラック企業に勤めてあの方と出会っていなかったら今の自分はいないと思ってます。
どんな状況になろうがあのおじいさんが言った臨機応変という言葉の重み。焦らず騒がず、まずは淡々と作業を熟すことの大事さを学びました。


ちなみに冒頭で言った今日見た夢の内容ですが店内ではお菓子が沢山詰まれており、そのデパートの周りでは焼き鳥などの食べ物屋台が広がっていたという何とも夢らしい夢。
帰り道が分からなくて迷っていたらそのベテランのおじいさんが案内してくれた所で目が覚めました。


夢の中でも助けてくれるんだなとふと懐かしくなって書いたらあの時の思い出が沢山蘇ってしまった・・・。
あの人元気にしているかなあ。なんて考えたり。


もし何処かで再会出来たら今はやっと自分がやりたい事を見つけて仕事していますよ。頑張ってますよと胸を張って言いたいですね。

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