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フランスに住んでから変化したこと:スキンケア・ヘアケア

みなさん、こんにちは。長らくご無沙汰してました、ぱれすぅ〜です。
今回は、🇫🇷に住んだ当初、真っ先にぶち当たった肌や髪のケアに関してや、🇫🇷在住が長くなるにつれ変化した習慣についてを東京での学生時代と比較しながら書いていこうと思います。


前置き:高校〜東京・大学生時代

私ぱれすぅ〜は、地方出身の元バレエ少女。高校生時代までは日常的にメイクをすることはなかったものの、舞台があれば厚塗りメイクをする、と言った状況でした。その時の肌環境に関して言えるのは、①バレエで食事制限していた影響で第二次成長が遅かったこと、②バレエを毎日していた影響で新陳代謝は活発で肌の周期は早めだったこと、③地方の水道水や湿気は肌に優しかったこと、もあり、なんと高校生前半戦までは水洗いのみで顔の肌はスベスベ、スキンケアなど無縁の生活を送っていました。
ところが、高校後半戦、パリに留学したあたりから私の体内環境は大きく変化。ホルモンの影響でニキビができやすくなり、異国の地でのストレスや環境の変化も相まって、スキンケアに悩まされるように。帰国後は、バレエを辞めて大学受験に専念したことで、尚のこと悪化しました。
その後、大学へ通うため上京。一人暮らしが始まりますが、生活費に余裕のない大学生は、ドラックストアや無印のプチプラコスメや化粧品、洗顔を試し続けますが、良い解決法が見当たらず、、、。高校後期よりはマシだけど、顔のどこかにニキビがある状況が続きました。

フランス再留学1年目:肌荒れ荒れ、髪ギシギシ事件

東京での一人暮らし生活を終え、フランスに再留学したぱれすぅ〜。
フランスの水は日本のように軟水ではないので、日本製のシャンプーやボディソープは泡立ちにくい。そのことを高校時代の留学で知ったぱれすぅ〜は、ソープ類は持ち込まず、無印の洗顔、化粧品、スキンケアだけを持ち込み渡仏。

最初の1、2ヶ月は大丈夫だったのですが、3ヶ月目から状況は一変。
顔中に異常なほど小さなニキビが出現。髪の毛は、スーパーに売っている安いものを使っていたためか、フケが大量に発生。洗っても痒く、フケが増える一方。

おそらく、そこらへんの女子よりケアは怠惰な私ですが、この時ばかりは身の毛がよだつほどの急変でした。後になって知るのですが、私の住むリール市はフランス国内でもトップクラスのカルキ強めで水質が良くないとされている街だったようで(とはいえど、一応水道水は飲めます)。当時出会った移住したての日本人の知り合いも同じ問題にぶち当たっていました。

話は戻りまして、「これはまずい」と、まず薬局に駆け込みました。
すると、さすが美容大国、恐ろしい量の化粧品メーカーに加え、化粧水、洗顔、クリーム類の種類が多く、年齢層ごとのシリーズが展開されてました。
こんな情報過多の中、美容へのこだわりや知識の浅い私が自分の肌に合った商品を見つけられるとは到底思えない。。。
そう確信したぱれすぅ〜は、迷いなく近くにいた年配の薬剤師さんに助け舟を求めることに。。。
この時出会った商品がとても良く、4年経つ今も愛用しているので、まずご紹介。

スキンケア①noreva ACTIPUR シリーズ


noreva ACTIPURシリーズ

みなさん、norevaという会社はご存知でしょうか?
私は少なくとも、おすすめされるまで知りませんでした。
もちろんフランスの化粧品メーカーなのですが、このメーカーのすごいことは
①世代ごとの肌に合わせたシリーズ展開
②肌荒れの問題に対応できるような商品の豊富さ
③敏感肌への配慮
だと思います。

当時相談した薬剤師さんに肌荒れについて片言ながらも伝えて、肌の状態を見せながら相談したところ、
「あなたはアジア人で肌もきめ細かいし、敏感肌用の優しいものを使った方がいいと思うわ。私は個人的にnorevaの若者用のactipurシリーズの洗顔フォームピーリングセラムニキビクリームをとりあえず使っておけば大丈夫だと思うわよ」
と言われ、その助言に従い購入。実はactipurシリーズ(欠陥のある敏感肌向けのシリーズ)だけでも商品の数は多かったのですが、三つに絞って案内してくれた薬剤師さん。本当に優しくて、その時の助言には頭が上がりません。
実際使ってみると、肌はみるみる改善。日本にいた時よりもニキビが気にならない状況まで改善したのです。

ここで少し、フランスの洗顔事情についても。

フランス人はまず、日本人ほどまめに化粧をしません。そのためか、肌を守るクリームやセラムは充実しているのですが、案外洗顔フォームの数は少なく、どちらかといえば拭き取り化粧水が主流。(人によってはボディソープで顔を洗っていることもあるようですが、それはさすがに怖いので私は試したことがありません。。。)私も現在は、シャワーを浴びるときに洗顔フォームは使いますが、それ以外すっぴんで1日を過ごしたりした時、汚れを拭き取るために夜使っているのはBiodelmaの敏感肌用拭き取り化粧水。これをコットンに馴染ませてささっと拭き取ってます。
一方日本では、洗顔フォームをしないことには肌を洗い切った感がありません。実際、日本から無印の洗顔フォームを持ち込みましたが、水質の影響か毛穴をちゃんと洗えず肌荒れが悪化。そういった意味でも、紹介された洗顔フォームは救世主でした😅

現在は、洗顔フォームはシャワーを浴びるたび使っていて、ピーリングやニキビケアは肌荒れが気になる時だけ使っています。

私はあまり冒険しないタイプのため、他のシリーズを利用したことがありませんが、ラインナップは豊富で年齢層問わず肌の状況に合わせて選択できるようになっているので、興味のある方はぜひお試しあれ。

ACTIPURシリーズのHP

自然の力を信じる

その後、肌を保護するための化粧水やヘアケアで悩んでいたぱれすぅ〜。
現代の日本では、bioオーガニックの流行りがあるものの、現実問題「科学技術信仰」は強いように思います。
例えば肌のシミを消す際、科学的アプローチを売り出す製品や病院での科学的な治療の方が効果があり、昔の自然と共存していた時代に使用していたものより進歩していると思いがちです。
しかし、そもそも科学とは自然に存在したものを分析した上で成立していることを忘れてはいけません。
確かに科学技術の結晶の方が効果が高い時もあります。しかし、その逆も存在するとフランスで気付かされました。

スキンケア②&体調 AROMA ZONE


ビオ大国でもフランスならではのブランドAROMA ZONEはその名の通り、アロマに使われるような自然由来のエッセンシャルオイルを元とした企業。精油のほか、身の回りの化粧品や洗顔、石鹸などを100%自然のもので、自分たちで組み合わせて作れます
草木染めの知り合いに紹介されたことがきっかけで足を踏み入れた世界ですが、まず1番に私を驚かせたのは「凝縮した自然」の商品をうまく使えば科学的アプローチよりも効果があるということ。
例えば、現在まで愛用している化粧水は、ローズ水と肌感を明るくしてくれる(ダフリアカラマツから抽出したエキス、)グリセリンベースの凝縮液を混ぜたもの。保存料なしなので冷蔵保存が好ましいのですが、100%自然のもので作られた自分専用の化粧水の効果は驚くほどで、肌荒れの回数は減り肌のスベスベ感が増したように思います。
他にもローズ水以外の選択肢もあるので、人によって自由自在に調合できるのですが、このお店の良い点は試し用の小さいパックと大きいパックが存在し、製品の価格は比較的お手頃だということ。私の特製化粧水は100mlあたり大体4euros。私は怠惰なので半年は保つ量です😅

また、他に驚いたことはアロマオイルを組み合わせることで、防虫対策になったり、体調を整えられるようになったりすること。生理周期が乱れた時、花粉症で辛い時など、アロマオイルを試してみると解決することが何度かありました。
※我が家の共用スペースには猫がいるので、本当に困った時だけ自分の部屋でなるべく猫が侵入しないようにしながらやってます。

AROMA ZONEはフランス人の間でも人気なので、日本のサイトでも紹介されています。紹介サイトと本家サイトを共有します。

https://www.aroma-zone.com/

ヘア&ボディケア Yves Rocher

Yves Rocherは日本にもすでに上陸している(2019〜)のでご存じの方もいると思われます。
フランスのブルターニュ地方を起源に生まれた、植物由来の製品づくりを続けている企業です。
フランスのナチュラル系コスメブランドと言えばプロバンス地方のロクシタンを思い浮かべる人が多いと思いますが、Yves  Rocherはより低価格で高品質のオーガニックナチュラルコスメが存在します。
※Yves Rocherは北仏の海岸沿い、ロクシタンは南仏の田園風景を思い浮かべる感じ。つまり、複雑なハーブの香りなどをお求めの場合はロクシタンの方がいいと個人的に思います。Yves Rocherはその点、香りはよりシンプルで場合によってガツンとくる感じです。
とはいえど、正直私はメイク用品も少し試しましたがあまり好きではなく、どちらかというとヘアケアやボディソープでお世話になっています。
特にお気に入りはフケ防止用のシャンプーとブルターニュの海の香りとされるボディーソープ。シャンプーは年によって使われる植物が変わったりしますが、ボディーソープは定番品の一つ。季節によって限定のボディーソープも出たりして、ライチの香りなどもありました。他にもココナッツミルクなどもあるのですが、好みの匂いや乾燥しやすい時期か否かによって使い分けていて、肌質がいい感じに保たれているので好きです。

また、薬局で買ったフケ防止シャンプーでフケは無くなったけど髪質がカシカシで困っていた際、Yves  Rocherのシャンプーを使ってみたところ、効果がありながらも髪がしっとりした状態だったのでずっとリピートしてます。

Yves Rocherの最大の魅力は、毎月半額クーポンのハガキが届いて、ただでさえロクシタンより安いのにほぼスーパーなどで見る製品と同じ価格帯で購入ができること。そして、会員には毎回何かしら試供品がもらえること!
*先日冬のセールで50eurosの香水を24eurosでゲットしました!匂いもブランド系ではなく、シンプルで優しめの香りなので気に入ってます。

同居しているフランス人マダムの大家さんも愛用者。そして、お付き合いしているP君も私きっかけでハマってしまいました😅
そのP君経由で先日知ったのですが、なんとYves  Rocherには男性用のラインナップも登場!P君は最初ココナッツミルクのボディーソープが気に入ってしばらく甘い香りを漂わせていたのですが、先日匂いが変わったので尋ねたところ、Yves  Rocherでお気に入りの男性用ボディソープを発見したよう。ちょっと値段は高いですが、P君はオールインワンで肌スベスベを保っている(おそらく混合肌)タイプなので、楽しんでいるようで何より😂※日本では未発売みたい。。。

男性用ボディソープ*フランスサイトにて
https://www.yves-rocher.fr/parfum/parfum-homme/gel-douche-parfume/c/34400

フランス再留学4年目現在からのまとめ

いかがだったでしょうか?
私は現在、東京で学生していた時よりも圧倒的に化粧っ気がなくなりました。というのも、周りは化粧していない人が多く、日常的にバレエのレッスンを受けて汗をよく流すため。おそらく、化粧していない方が街に馴染むからだと思います。
そして、自然由来のものに尊敬を持つようになりましたが、完全にオーガニック信者になったわけではありません。
というのも、フランスの製品全てが素晴らしいとは限らないからです。
例えば、フランスの日焼け止めは塗っても日焼けします。日差しが強いからというのもあるのですが、フランス人の美的感覚的に「小麦色の肌」が美しいとされているからです。
私はあくまで日本人。黄色人種であり、ヨーロッパ人よりメラニンは多く、簡単に日焼けしてシミができます。そういう意味では日本のテクノロジーを利用した方がいいように思います。
つまり、自分にとっての現在の最適解は自分のお財布事情や身体・環境の状況と相談しながら「自然とテクノロジーの両方とうまく渡り歩いてゆく」こと。

そのため、ここまで書いたことは私自身の見解に基づく最適解であって、万人受けするものではないかもしれません。
しかし、貧乏学生なりのフランスでの美容対策の備忘録として、温かく見守ってくださると幸いです。

では〜!

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