PassCodeというアイドル
PassCodeが音楽番組で紹介されるとき「大阪発ラウドロックアイドル」と通称される。南菜生・高嶋楓・大上陽奈子・有馬えみりの4人組のアイドルであり、何よりもの特徴はシャウトがほとんどの曲にある。とにかく聴いて欲しい。そして初代シャウト担当が今年の6月に勇退し、2代目のシャウト(有馬えみり)が現在は在籍している。PassCodeというアイドルについて記しておきたい。
今日、仕事から帰宅しPassCodeのドキュメンタリーを見た。初代シャウト担当であった、今田夢菜が最後に回ったツアーの密着映像である。彼女たちがどのようにライブに励み舞台裏ではどんなことが起こっていたかが映されていた。PassCodeのライブは声を出し、好きなように体を音楽に乗せ一体感のあるライブが特徴的だ。自分もコロナ前に何度かライブに足を運んだことがあるが、他に類を見ないライブでありまた以前のようなライブができればなと切実に思っている。
ドキュメンタリーを見て今田夢菜の体調と精神状態が伝わってきて、こんな極限状態の中でステージ上に立ち声を振り絞っていたのかと感極まった。ライブ後はフラフラで涙を流し袖まで帰ってきていた。ライブ前にメンバーは彼女を抱き大丈夫だと毎回、登場直前まで声をかけていた。一方、今田夢菜はメンバーに対して「笑ってな」という言葉ライブ前にを言っていた。ライブ中に目があったら笑って欲しいということだ。そんな関係性であれる彼女達は美しかった。ドキュメンタリーの映像の中には、限界がきてついにステージに立つことができなくなってしまった彼女の姿が捉えられいた。ステージに出れなくなりながらも彼女は「手にマイクをテープで巻いてくれ」とスタッフに頼み満身創痍でステージへと上がった。普段はMCで話さない彼女がお立ち台に座りがなら、メンバーに囲まれながら自分から話したいといい思いの丈を話した。それが彼女にとってPassCode最後のステージとなった。公式では「勇退」と発表された。
楽曲の肝とも言えるシャウトパートがいなくなってしまった中でPassCodeはこれからどのような活動をしていくのだろうかと正直なところ思った。でも、彼女達がここで立ち止まるとは思わなかった。そんな中発表されたのが、新たなシャウト担当の加入だ。有馬えみりである。今田夢菜がいた今までのPassCode、有馬えみりの入ったこれからのPassCode。同じものではないと思うが、今田夢菜の残したPassCodeの核となる部分は揺るがないだろう。これれからもPassCodeを応援してくし、以前のようなライブができることを願っている。
「気づけばいつだって君がいてさ 当たり前のように過ごしてきた」 Linkより