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天下の奇祭「鬼祭」

我が地元、愛知県豊橋市では国の重要無形民俗文化財にも選ばれている「鬼祭」という祭りがあります。

実は自分が小学生の時に青鬼をやらせてもらったことで非常に思い出深いのですが、今回はそんな鬼祭を解説してみようと思います。

青鬼の体験

小学校5年と6年の2年連続でこの青鬼をやらせてもらったのですが、実は小学校を休んだのはこの日だけで、この青鬼をやったのが原因で皆勤賞になりませんでした。。

と、まぁそれは良いとして自分の祖父が当時青鬼保存会の会長だったこともあり青鬼を選ぶ校区とは違うところに住んでいた自分がこの貴重な体験をさせてもらいます。

青鬼の1日のスケジュールとしては朝から20kgくらいする衣装を着て、そこから1日中舞を踊ったり街中を走り回って各家々を回るのですが、一度衣装を着ると脱ぐのが困難なことから水を飲む量も極力少なめにしていてかなりハードな1日だったことを覚えています。

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当日の様子は上のような感じでした。

鬼祭の概要

ここで改めて鬼祭の歴史などを見てみようと思います。

鬼祭は1000年以上の歴史を有する伝統行事であり、1954年3月12日に愛知県指定無形民俗文化財、1980年1月28日に国の重要無形民俗文化財に指定されます。重要無形民俗文化財としての指定名称は豊橋神明社の鬼祭(とよはししんめいしゃのおにまつり)です。

祭礼は2日間にわたり、氏子14町会によって神楽・田楽・歩射(ぶしゃ)・卜占(ぼくせん)・御神幸など様々な行事が行われますが、ことに知られるのが「天狗と赤鬼のからかい」です。荒ぶる神である赤鬼と武神天狗が双方秘術を尽くして闘い、やがて敗れた赤鬼が償いにタンキリ飴と白い粉(小麦粉)をまきながら境外へ飛び去ります。この粉を浴び、飴を食べると厄除となり夏病みせぬと古来言い伝えられます。

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昔はただのお祭りの日で楽しい!くらいにしか感じられませんでしたが、今くらいの歳になると祭りの由来や歴史などに興味を持ちますね。また時間があるときに詳しく見直してみようと思います。

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